
最大のポイントはファンのレイアウト。一般的な空調ウエアでは2つのファンが左右対称に取り付けられていることが多いのですが、この「ファンブロー」シリーズではいずれのモデルも、着用時左側になるファンをやや上、右側のファンをやや下においた、独特の配置を採用しているのですが、これはバックパックを背負った時、ハーネスベルトによって風の通りが遮断されないようにとの配慮によるもの。

左側のファンが背中から左脇下と首に向かって、右側のファンが体の前面から右脇下と襟元へに向かって風を送ることで、荷物を背負った状態でも効果的に涼しさが感じられる仕組みになっているのです。
▲「ファンブロー パーカ」
2025年春夏は、昨年好評を得たシンプルな袖なしタイプの「ファンブロー ベスト」(9900円)に続いて、素材とデザインをアレンジしたパーカータイプ「ファンブロー ショートスリーブパーカ」(1万3200円)「ファンブロー パーカ」(1万4000円)がラインナップに仲間入り。

特に新製品「ショートスリーブパーカ」「パーカ」は、フードをかぶることで涼しい風を首筋から頭まで送ることができるスグレモノ。本体素材も「ベスト」の40デニール ナイロン・タフタから、コットン調の風合いが楽しめる70デニール フルダル・スパンライク・ナイロン・タッサーへと変更、ファンを使用しないときには付属のカバーで取り付け穴をふさいでウインドシェルとして使用できるなど、これ1枚でアウターとして利用できるようになっています。

また豊富なオプションアクセサリーにも注目したいところ。背中の上部には、オプションの断熱材入り専用保冷剤「コールドパック」(1250円)を収納できるポケットを搭載。「ベスト」で標準装備となっていた「3Dバックパネル」は「ショートスリーブパーカ」「パーカ」では付属しませんが、必要に応じてオプションとしてプラスすることも可能です(1700円)。
さらにイヤーマフを備えた林業用ヘルメットの上からでもフードを被れるようにと、共布を使った「オーバーサイズフード」(3300円)を用意。顔の周囲と奥行きの調整ができるドローコードが快適なフィット感を提供します。

過酷な現場で働くプロフェッショナルのリクエストに応えた工夫が随所に光る注目作。いずれのモデルも男女兼用で、サイズはXS、S、M、L、XL、XXLの6種類で展開。カラーは「ベスト」がライトグリーンやオレンジ、ホワイトなど明るくカラフルな5色、一方「ショートスリーブパーカ」ではアウトドアシーンに相性の良いオレンジ、ネイビー、ライトグレーの3色、「パーカ」ではこれにカーキを加えた4色となっています。
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<文/&GP>
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