ヴィンテージの輝きをその腕に。モーリス・ラクロアの50周年モデルは働く男にこそふさわしい

若い頃はついトレンドや話題性に惹かれてモノを選んでしまいがち。でも、歳を重ねるにつれて見た目の派手さよりも信頼できる定番や長く愛せるものに自然と目が向くようになるものです。

そんな大人の感覚にぴたりと寄り添うのがモーリス・ラクロアの新作「1975コレクション」(レザーストラップ:20万5700円、SSブレスレット:22万3300円)。創業50周年を記念したアニバーサリーモデルでありながら、控えめでクラシックな佇まい。身に付ける人の印象を格上げしてくれる洗練された風格を備えています。

1975年にスイス・チューリヒで創業し、マニュファクチュールブランドとなった2007年以降は自社ムーブメントの開発においても目覚ましい成果を見せ続けているモーリス・ラクロア。「アイコン」などの代表作に見られるように個性的でデザイン性の強いブランドという印象が持たれますが、実は伝統的なドレスウォッチの系譜も携えています。

新作「1975コレクション」も言わばそうした系譜に連なるもの。1988年に登場した「レ クラシック」の意匠から着想を得て、現代の感覚で再構築した1本となっています。

サイズはコンパクトな36mm径と40mm径の2種類で、両サイズともシルバー、ブラック、ブルーの3色のダイヤルカラーをラインナップ。いずれも落ちついたトーンのサンブラッシュ仕上げが施され、シャープなドルフィン針とトラペーズ型のアプライドインデックスが上質感を演出します。

【次ページ】随所に散りばめられた意匠に注目

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