
描きたいモノのアイデアが頭に浮かんだらスリープ状態の画面をペンで長押し。すると即座に“Wacom Canvas”が起動。思いついたアイデアをスケッチしたら、「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」を立ち上げてサクッと彩色。
エントリーモデルとはいえ4万点の無料ブラシが使える彩色ツールや3Dモデルによる作画支援、コミックやショートアニメの制作にも対応するなど機能はかなり本格的。これひとつでラフから仕上げまで完結できます。さらに制作したデータは、こちらもプリインストール済みの“Wacom Shelf”アプリで一元管理できるため、ファイル整理のストレスもありません。

特に話題を集めているのが、本機に標準で付属する入力デバイス「Wacom Pro Pen 3」の存在です。
これはワコムのフラッグシップモデル「Wacom Cintiq Pro」などにも付属する、プロの現場でも使用される高性能なスタイラスペン。8192段階の筆圧感知と60度の傾き検知に対応し、筆やエアブラシによる繊細な描画から、大胆なストロークまで多彩な表現を実現します。ユーザーの好みや作業スタイルに合わせてグリップの太さや重心をカスタマイズできるのも大きな魅力です。
ちなみに「MovinkPad 11」本体はDr. Grip、LAMY、STAEDTLERなど、著名な文具メーカーのデジタルペンとの互換性も確保。すでにお好みのペンがある人も使い慣れたタッチで利用できます。
ハードウエアには、プロセッサーとしてMediaTek Helio G99を搭載。メモリは8GBでストレージは128GB。光の反射を抑えるアンチグレア加工や指紋をつきにくくするAFコーティング、90Hzのリフレッシュレートなど、作業の快適さにも細やかな配慮が光ります。
そして最後に、これだけの性能と機能を搭載しながらおよそ7万円という価格も驚きの一言。すでにデジタルによる作画を行っている人はもちろん、これから創作活動を始める人にもおすすめです。
>> Wacom
<文/&GP>
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