GoogleがPixel 10シリーズ、Pixel Watch 4を発表。新機能と価格をまとめてチェック

■ベーシックなPixel 10でも十分すぎるほどハイエンド

Pixel 10は6.3インチの有機ELディスプレイを搭載。ディスプレイのスペックは上位モデルのPixel 10 Pro/10 Pro XLより若干低いものの、最大輝度は2000ニト(ピーク輝度は3000ニト)と明るく、60〜120Hzの可変リフレッシュレートにも対応しています。

▲Pixel 10のカラバリは4色

▲6.3インチのディスプレイは明るく、クッキリとした表示

背面カメラは広角(48メガピクセル)+望遠(10.8メガピクセル)+超広角(13メガピクセル)の3眼。望遠カメラは光学5倍、超解像ズームでは最大20倍で撮影できます。前面カメラは10.5メガピクセル。

▲背面カメラは5倍望遠を含む3眼に進化

RAMはハイエンドスマホとして十分な12GBで、ヘヴィなアプリを使ったり、マルチタスクを多用する人でも安心。バッテリー容量は4970mAhで、30時間以上の連続使用が可能。「スーパーバッテリーセーバー」使用時は最長100日間の連続使用を見込めます。「Google Pixelsnap」という新しいワイヤレス充電にも対応。iPhoneのMagSafeのようなもので、対応の充電器やアクセサリーも同時に発売されます。

▲Pixelsnap対応の充電器やアクセサリーも発売される

 

■超ハイエンドのPixel 10 Pro/10 Pro XLは画面サイズで選べる

Pixel 10 Proは6.3インチ、Pixel 10 Pro XLは6.8インチのディスプレイを搭載。解像度はPixel 10 Proが1280×2856(495ppi)で、Pixel 10 Pro XLは1344×2992(486ppi)。最大輝度はどちらも2200ニト(ピーク輝度は3300ニト)と明るく、1〜120Hzの可変リフレッシュレートにも対応しています。

▲Pixel 10 Pro/10 Pro XLのカラバリは4色

2モデルの最大の違いは画面サイズで、機能は共通。カラバリも同じ4色展開なので、シンプルに画面の見やすさや持ちやすさで選べます。両モデルはPixel 10の上位モデルで、Pixel 10がハイエンドであるのに対して、Pixel 10 Pro/10 Pro XLは「超ハイエンド」とでも呼ぶべき高いスペックを備えています。

▲Pixel 10 ProのサイズはPixel 10と同等。重さは207gで、Pixel 10より3g重いだけ

▲Pixel 10 Pro XLはずっしりとした重さ(232g)があり、片手持ちでの操作は難しそうだ

背面カメラは広角(50メガピクセル)+5倍望遠(48メガピクセル)+超広角(48メガピクセル)で、望遠カメラは光学5倍、ロスレス10倍、最大100倍の超解像ズームで撮影可能。高倍率で撮影した画像は、撮影後すぐにAIで補完される仕組みで、明瞭な画質で記録されることが利点。前面カメラは48メガピクセルで、自撮りも高画質で楽しめます。

▲カメラのスペックは共通

▲100倍ズームで撮影すると、モニターには粗い画質で表示されたが、シャッターを切ると「超解像ズーム Pro」による処理が行われ、鮮明な画質で記録された

また内蔵スピーカーは音質を向上させ、「Google Pixel史上最高のオーディオ」と謳っています。

RAMはたっぷり16GB。バッテリー持続時間はPixel 10と同じく30時間以上で、Google Pixelsnap(ワイヤレス充電)にも対応。なお、急速充電の仕様は10 Proと10 Pro XLとでは若干差があり、有線・無線ともに10 Pro XLのほうがスピーディに充電できます。

 

■Pixel 10 Pro Foldは長く使い続けられるタフなマシンに進化

Pixel 10 Pro Foldは折りたたみ時には6.4インチ、開くと8インチの大画面スクリーンを利用可能。競合のGalaxy Z Flip7は折りたたんだ状態で8.9mm、開くと4.2mmという薄さが話題になりましたが、Pixel 10 Pro Foldは前モデルと同等のサイズ感。折りたたみ時は10.8mm、開いて5.2mmという厚さです。しかし、折りたたみスマホとして初めてIP68準拠の防塵・防水性能を備え、耐落下性能も向上。Googleによると「10年以上の折りたたみ動作に対応」とのことで、長く安心して使えそうです。

▲Pixel 10 Pro Foldのカラバリは2色

▲Pixel 10 Pro Foldは外観の展示のみで、触れることはできなかったが、サイズ感は前モデルのPixel 9 Pro Foldと同等

背面カメラは広角(48メガピクセル)+望遠(10.8メガピクセル)+超広角(10.5メガピクセル)の3眼。望遠カメラは光学5倍、超解像ズームでは最大20倍で撮影できます。前面カメラは10メガピクセル。さらに10メガピクセルの内側カメラを備えています。機種名は “10 Pro” ですが、カメラの性能はPixel 10に近いようです。

しかし、高画質の背面カメラで自撮りができたり、撮った写真を大画面で見比べられる「インスタントビュー」など、折りたたみスマホならでは使い方ができることが利点。

▲大画面を有効に使えることが利点

▲マルチタスク操作もスムーズに行える

RAMは16GB。電池持ちや充電の使用はPixel 10 Proとほぼ同じ。発売が少し先ということもあり、まだ実機には触れていませんが、前モデルから操作性が向上していることを期待できそうです。

 

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