見た目は同社の「500 New」とほぼ同じで、A4より少し小さいサイズ感。それでいて容量は25%アップ。電気毛布を一晩使ってもまだ余裕があり、翌朝スマホやLEDランタンを充電できるくらいの“ちょうどの余力”があります。
▲省エネモードも搭載なので電力を無駄にしないのも嬉しい
重さは約6.4kg。ジャクリのクラス最軽量「Jackery ポータブル電源 500 New」の5.7kgと比べると少し重いですが、それでも車への積み下ろしやサイト内の移動なら苦にならない範囲です。収納時も場所を取らず、キャンプ道具の中に自然と紛れ込むようなサイズ感。“持ち出すのが面倒にならない”というのは、長く使ううえで案外大事な要素です。
寒さへの強さも見逃せません。−20℃〜45℃の環境でも使える仕様になっていて、冬キャンプでも安心感があります。思い返せば10年近く前のポタ電は、モノによっては氷点下になるとまともに動かないことがありました。猪苗代湖での雪中キャンプ2日目につかなくて悲しかったことを今でも覚えています…。
▲安全設計もバッチリなのは冬でも家でも安心感がある
安全面では、長寿命でもあるリン酸鉄系バッテリーを採用。電気自動車にも使われるバッテリーマネジメントシステム(BMS)を搭載し、過充電や過放電を防いで長く安定して使えるよう制御されています。最近はモバイルバッテリーの事故も多いだけに、このあたりの安全設計は重要です。就寝時に枕元に置いていても、安心して使えるのは大きなポイントです。
充電は最短1.7時間で完了するので、「うっかり充電忘れてた!」ってときも問題なし。朝の準備前に充電をスタートしておけば、出発する頃には満タンです。
電気毛布とスマホやランタンの充電。そんな“1泊2日の基本動作”をこなしても、バッテリー残量にまだ少し余裕がある。サイズも重さも、持ち出すのが苦にならない範囲に収まっている。
600 Newは、数字だけで見ると特別派手さはないけれど、使い方を考えると一番現実的なバランス。“これくらいがちょうどいい”という感覚を、実際のフィールドで確かめたくなるモデルです。
>> Jackery
<文/山口健壱(GoodsPress Web)>
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