アウトドアを楽しむ人たちにとって、冬用のアンダーウエアとしてお馴染みなのが“メリノウール”。メリノ種の羊からとれる高品質な天然繊維は、保温性と吸湿性にすぐれた快適性の高い素材として、アウトドア用のベースレイヤーやソックスなど、幅広い衣類に使われています。最近ではメリノウールを使用した普段着も一般的になってきたので知っている人も多いと思います。
そんなメリノウールを長年にわたり展開してきたのがモンベルで、寒冷地の登山や冬キャンプを想定した多彩なラインナップを揃えています。モンベルのアンダーウエアの中で、もっとも高い保温性を誇るスーパーメリノウールシリーズに、極厚手モデルの“EXP.(エクスペディション)プラス”が誕生。長袖シャツの「スーパーメリノウール EXP.プラス ラウンドネックシャツ」(1万1100円~)と、ロングタイツの「スーパーメリノウール EXP.プラス タイツ」(1万円~)が発売されました。

モンベルの“スーパーメリノウール”は、産出量のとても少ない繊度18.5ミクロンの“マルチクリンプール”を使用。繊維のクリンプ(縮れ)が非常に多いため、ストレッチ性にすぐれており、生地として編んだ際には断熱層として動かない空気(デッドエア)を多く含むため、抜群の暖かさを生みます。
また、汗などの水蒸気を吸収した際の発熱量(吸湿発熱)が、すぐれているのも特徴。さらに、繊維の長さが通常のメリノウールに比べて約15%長く、チクチクしにくく肌触りがよいのも魅力です。その他にも汚れにくい、防臭性あり、洗濯可能(中性洗剤を使用)、静電気を抑制などの利点も備えており、これまでもモンベルの様々なウエアに採用されています。
【次ページ】快適な着心地を実現するために袖口や縫製部にもこだわりが▶
- 1
- 2

















