
今回のモデルでは、カバの皮膚の特徴を時計全体で表現しています。分厚くざらついた質感をベゼルとバンドに大胆にあしらい、触れた瞬間に動物の存在感が感じられます。ボタン部分にはカバの肌色をイメージしたローズゴールドを採用し、落ち着いた佇まいの中にささやかなアクセントを添えています。
ベースモデルは「MUDMAN DW-9500」。泥や砂への耐性に優れ、過酷な環境にも耐える設計で、自然と向き合うテーマにふさわしい選択と言えます。

バンドにはEARTHWATCHのメッセージ「Change the World. Yourself.」を配置し、バックライト点灯時にはロゴマークが浮かび上がります。
そして、裏蓋には「Love The Sea And The Earth」のシンボルを刻印。日常的に目にする小さな要素の積み重ねによって、環境保全に向けた意識をそっと呼び起こすつくりになっています。

機能面では、蛍光灯の光でも発電できるタフソーラーを採用しています。メンテナンスの負担を抑えながら長く使える設計で、環境をテーマにしたモデルらしい仕上がりです。
また、パッケージには再生紙を用いた専用ボックスを採用し、細部まで配慮が行き届いています。

今回のカバモデルは、環境問題を声高に語るのではなく、あくまで日常の中に置かれる“気づき”として存在しています。
長く愛されてきたG-SHOCKのタフネスをベースに、EARTHWATCHの視点が息づく特別な一本。デザインに惹かれて手に取った人であっても、いつかふと「カバはいまどうなっているのだろう」と思い返す瞬間が訪れるかもしれません。
>> G-SHOCK
<文/若澤 創(GoodsPress Web)>
【関連記事】
◆腕元を武骨に引き締めるシチズン「ツノクロノ」オールブラックモデル
◆Apple「ヘルステック」最前線!【疲労回復&リラックスギア最前線】
◆G-SHOCKがAIと共創。視認性を極めた“MIP液晶”搭載の新フルメタルモデル登場
- 1
- 2



















