趣味や仕事で本格的な撮影を楽しむハイアマチュアや写真愛好家にとって、気になる新モデルが登場しました。Sony(ソニー)のフルサイズミラーレス一眼カメラの中で、ベーシックモデルに位置づけられてきた“α7シリーズ”に、第5世代となる「α7 V」(予想実勢価格:42万円前後 ※ボディのみ)が登場しました。
前身機「α7 IV」から約4年ぶりの刷新となる本モデルでは、イメージセンサーと画像処理エンジンを一新。画質やAF性能、手ブレ補正、動画性能に至るまで、ベーシックモデルの枠を大きく超える進化を遂げています。

新開発のフルサイズ部分積層型 Exmor RS(エクスモア アールエス)CMOSイメージセンサーを搭載。画素数は前身機と同じ約3300万画素ながら、読み出し速度は約4.5倍に高速化されています。
画像処理エンジンには、最新のαシリーズに搭載されるAIプロセッシングユニットの性能を統合したBIONZ XR2(ビオンズ エックスアール ツー)を採用。AIによる人物の瞳認識性能は従来比で約30%向上するなど、AF性能が大きく進化しています。さらに、ブラックアウトフリーでAF/AE追随の最高約30コマ/秒の連続撮影に対応した点も注目すべきポイントです。
AF性能の向上と高速連写により、動きの速いスポーツシーンや、予測の難しい野生動物の撮影でも高い歩留まりが期待できます。加えて、シャッターを切る最大1秒前までさかのぼって画像を記録できる「プリ撮影機能」を搭載。決定的な瞬間を逃しにくい設計となっています。
【次ページ】センサーと画像処理エンジンを刷新し、すべての性能がパワーアップ▶
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