さらに、長時間つけ続けることを前提に、耳を挟む部分の素材が見直され、触れたときの当たりはより柔らかに。重量も抑えられており、数時間つけていても耳に意識が向きにくい仕様に仕上がっています。

操作まわりも、動きながら使うことを想定しています。耳の後ろに来る部分でスライド操作ができるため、作業中や移動中でも音量調整や曲送りがしやすい。防塵・防水性能はIP57へと強化され、急な雨や汗を気にせず使える点も、つけっぱなし前提の設計と相性がいい部分です。
イヤーカフ型ならではの不安に向き合った機能も用意されています。片方のイヤホンが外れて落下した際、もう片方から音で知らせる機能を搭載。軽く、耳への密着感が強くない構造だからこそ起こりがちな「外れたことに気づかない」場面で、紛失リスクを減らしてくれます。派手ではありませんが、実際の外出時には助かる機能です。

充電ケースがコンパクトになった点も、毎日の持ち歩きでは効いてきます。ポケットや小さめのバッグに収まりやすく、取り出すときにかさばらない。ブルーのケースにデニム調の質感を持たせているのも、ガジェット感が強すぎず、生活の中に置きやすい仕上がりです。
「HUAWEI FreeClip 2」は、イヤーカフ型につきものだった「音が小さい」という不満にきちんと向き合いながら、日常の流れの中で使い続けることを前提に整えられたモデル。イヤーカフ型に興味はあるものの、音の弱さが気になっていた人にとって、チェックしておきたい1台です。
>> GREEN FUNDING「HUAWEI FreeClip 2」
<文/山口健壱(GoodsPress Web)>
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