気付けば、2026年。スニーカーは“ブーム”から“当たり前のモノ”となりました。特に凄まじかった1990年代。ナイキ「エアマックス95」やリーボック「インスタポンプフューリー」をはじめとしたフューチャリスティックなハイテクシューズが登場し、世界中がスニーカーに対してワクワクしているような空気感だったのを覚えています。

1990年代終わり~2000年代初頭、学生の間ではコートシューズ系が流行っていて、ナイキ「エアフォース 1」や「エース」、アディダスの「スタンスミス」などをみんなこぞって履いていたものです。しかし、捻くれ者だったのでそれらのシューズには見向きもせず、頑なにヴァンズのスニーカーを履いて通学していました。あの当時履いていたモデルは何だったのか…。ちょっと現行品では見つからないので怪しいですが、おそらく「スピード」だったのではないかと思います。ストリートカルチャーが好きだったためか、自然とヴァンズのスニーカーに行き着きました。別にナイキやアディダス等を避けたかったから、というわけではなく本当に何の気なしに選んだのがヴァンズだったのです。

とは言え、ヴァンズを履いている人がまったくいないわけではもちろんありません。校内でも「スケートハイ」を履いている人を見かけて少し嬉しくなったり、何ならそれがきっかけで話すようになったり、友達もできました。今ももちろんそうですし他ブランドもそうですが、当時はよりヴァンズというスニーカーブランドはファッションやカルチャーと密接だったと言うか、それを履いている人はこういう音楽が好きなんだろうな、とかこういう映画も好みなのでは、とかそんな雰囲気がありました。何より、「自分たちは流行っているから買った」のではなく「ヴァンズを履くというカルチャーに生きている」という感覚が強かったのではないでしょうか。
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