3月2〜5日にスペイン・バルセロナで世界最大級のモバイル展示会「MWC Barcelona 2026」が開催されました。今年のメインテーマはAIで、AIを用いた最新テクノロジーや、増え続けるデータをスムーズに伝送するインフラに関する展示が目立ちました。もちろん、最新のスマートフォンも多数出展されていました。その中から、筆者が「日本でも売ってほしいな」と思った5モデルを紹介します。
1. 開閉しやすくカメラもすごい「motorola razr fold」
モトローラは1月に発表済みの折りたたみスマホ「motorola razr fold」の実機を公開しました。同社初の横開きタイプのスマホで、折りたたみ時は6.6インチ、開くと8.1インチの大画面を利用できます。
▲閉じた状態では6.6インチのディスプレイで、フツーのスマホのように操作できる
▲開くと8.1インチの大画面スクリーンが現れる
折りたたんだ状態でも9.9mmと薄く、フツーのスマホのように操作できることが利点。ちなみに、競合となるサムスンのGalaxy Z Fold7の厚さは8.9mmなので、薄さではGalaxyに及びません。しかし、開閉のしやすさではモトローラに軍配が上がると感じました。
▲カラバリは2色
開いた状態では3つのアプリを同時に表示可能。その際、3つのアプリが均等に表示されるのではなく、1つは一部だけ見えていてスライドして引き出す仕組み。つまり2つのアプリを表示し、参照したいもう1つのアプリを待機させておけるといった仕組み。実用的な印象を受けました。
▲3つのアプリを起動させた状態。さらに、もう1つのアプリをポップアップ表示させることも可能
モトローラが強くアピールしていたのがカメラ性能。5000万画素のトリプルカメラを搭載し、カメラ性能を評価するサイト「DXOMARK」において、フォルダブルスマホで史上最高の評価を獲得したとのこと。望遠カメラは光学3倍で、デジタルズームを組み合わせて最大100倍で撮影可能。高倍率で撮った画像はAIによって補完処理が行われるのですが、試してみると、なかなかの精度でした。
▲光学3倍で撮影でき、6倍も光学ズーム相当の画質で撮影可能
▲100倍で撮影し、AIによる補正が行われた画像
モトローラは近年、日本でリリースする端末を増やす傾向にあり、このmotorola razr foldの日本発売も期待したいものです。
2. 未来を感じた「HONOR Robot Phone」
今回のMWCで大きな話題となっていたのが「HONOR Robot Phone」。中国のHONOR(オナー)が開発したロボットを搭載したスマホです。
▲HONORが発表したRobot Phone
HONORはもともとファーウェイのサブブランドでしたが、2020年に同社から独立。米国からの制裁で、Googleサービスなどを利用できないファーウェイとは異なり、Android搭載モデルを製造し、世界に市場を広げています。
MWCを機に発表されたRobot Phoneは、アーム付きのカメラを搭載し、それがロボットのように動く仕組み。撮影時にジンバルの役目をすることはもちろん、カメラと向き合う形でユーザーと対話し、コミュニケーションが取れる趣向。聴こえる音楽に合わせて踊るように動くデモも披露されました。実用性はともかく、未来を先取りするようなワクワク感にあふれていました。
▲アーム付きカメラは背面に格納されていて、音声やジェスチャーで起動できる
▲カメラ部がセンサーとなり、ロボットのように動く
詳細なスペックは発表されていませんが、中国では年内に商用モデルを発売する予定。現時点で世界発売の予定はなく、HONORは日本未参入なので、日本で発売される可能性は極めて低いでしょう。ですが、HONORは高性能な折りたたみスマホも作っており、今度の動向から目が離せません。
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