3. 自在にカスタマイズできるTECNOの “合体スマホ”
毎年、斬新なコンセプトモデルを出展し注目を集める中国メーカー・TECNO。今年は薄型スマホにさまざまなモジュールをドッキングして機能を拡張できる「TECNO MODULAR MAGNETIC INTERCONNECTION TECHNOLOGY」 を発表しました。
▲多彩なモジュールでカスタマイズできるコンセプトモデルを出展
ベースとなるスマホの最薄部は4.6mm。それだけでも使えますが、レンズ交換式カメラ、望遠カメラ、バッテリー、レコーダーなどをマグネットで装着して、機能を拡張できる趣向。さらに、録音時に風の音を防ぐウインドマフや、スマホを立てるためのスタンドなどのアクセサリーも用意されています。つまり、自分の用途に合わせてスマホをカスタマイズできるわけです。
▲ベースとなるスマホは薄型。白系と黒系の2色が用意されていた
▲3000mAhのバッテリーを重ねて装着することも可能
▲レンズ交換式のカメラユニットも装着可能
▲カードケースなど、カジュアルなアクセサリーも用意
2016年〜2019年あたりに、モトローラが「Moto Mods」というモジュールを装着できる「Moto Z」というスマホを発売し、ギーク層に人気を集めましたが、TECNOのスマホはその進化系といった印象。複数のバッテリーを重ねて装着できり、バッテリーとカメラなど異なる複数のモジュールを追加できたりなど、自由度の高さが魅力。
あくまでもコンセプトモデルとしての出展で、発売の予定はないそうですが、高性能化が一段落したスマホの新しい方向性として、注目したいトレンドです。
4. 背面ディスプレイが役立つ「Xiaomi 17 Pro」
シャオミはMWCの開催に合わせて、フラッグシップの「Xiaomi 17 Ultra」と「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」を発表。日本でも同時に発表され、3月5日に発売されました。なお、これらのモデルと同時に「Xiaomi 17」というコンパクトなハイエンドモデルも発表されましたが、日本発売は見送られたようです。上位モデルと同じく、ライカと共同開発したカメラを搭載する良機なんですけどねぇ…。
▲昨年日本でも発売された「Xiaomi 15」の後継モデル「Xiaomi 17」も発表されたが、今のところ、日本での発売に関するアナウンスはない
そしてMWCの会場では、Xiaomi 17より、さらに気になるモデルが展示されていました。Xiaomi 17 UltraとXiaomi 17の中間に位置づけられる「Xiaomi 17 Pro」です。中国では昨年秋から発売され、iPhone 17 Proの好敵手となっているスマホです。
▲MWCで多くの台数が展示され、注目を集めていた「Xiaomi 17 Pro」
▲6.3インチのディスプレイを搭載し、サイズ感はiPhone 17 Proと同等
6.3インチのディスプレイを搭載し、ライカと共同開発したトリプルカメラを搭載。そして、最大の特徴は背面にもディスプレイがあること。そこにお気に入りの画像を表示させたり、通知を確認できたり、自分撮りのモニターとして使ったりできる趣向。さらに、リアルタイム翻訳機能を使う際に、話し相手に翻訳された言葉を見せることもできます。
▲背面ディスプレイでカメラの設定をし、高性能な背面カメラでセルフィーが撮れる
▲対面での翻訳にも役立つ
しかし、前モデルのXiaomi 15 Proも日本では発売されておらず、日本発売の可能性は低いと考えたほうがいいでしょう。
5. AIが何でもやってくれる「nubia M153」
ZTEのブースで注目を集めていたのは “AIネイティブスマートフォン” なるもの。AIに特化したモデルで、OSレベルでAIが組み込まれ、スマホで行うあらゆる作業を、音声やテキストでのプロンプトだけでこなせる趣向。
▲ZTEブースの最前列に展示されていたAIフォン「nubia M153」
操作を行うAIアシスタントには、TikTokを開発したByteDance社の「Duobao(豆包)」を採用。CPUはSnapdragon 8 Elite、RAMは16GBというハイエンド仕様で、なめらかな操作性を実現しているとのこと。
▲中国で人気のDuobaoのAIアシスタントを搭載
▲5000万画素のトリプルカメラを搭載するハイエンド仕様
生成AIの普及によって、ブラウザを使わない人が増えているようですが、いちいちアプリを起動しなくても、AIが先回りして必要な機能を起動させるなど、AIが自律的にタスクを処理することが、このスマホのポイント。時代を一歩リードするスマホと言ってもいいでしょう。
nubia M153は、あくまでも中国向けのモデルなので、日本で発売されることはないでしょう。ですが、近い将来、日本向けに、同様のスマホが発売される可能性は十分にあるでしょう。
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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