普段、アウトドアやキャンプの道具に囲まれる仕事をしていることもあり、これまで数え切れないほどの寝袋を試す機会に恵まれてきました。雪山にも耐えられるハイスペックなダウンシュラフから、超軽量・超コンパクトなモノ、一般的な平地のキャンプで使うモノなど、それはもうさまざま。
でもたくさんの素晴らしい道具を通ってきた結果、「4周くらい回って、結局手元にあると一番嬉しい寝袋ってこれだな」と密かに思っているアイテムがあります。
それが“快適使用温度10℃前後の、化繊(化学繊維)寝袋」”。その理由は家でも使えるチャンスが多いから。せっかく買ったギアなのに、年に数回のキャンプだけではもったいない。どうせだったら1年通して使えるモノが良くないですか?
■実は意外と出番が多い「10℃」という絶妙な温度帯

寝袋というと「キャンプに行く時だけ引っ張り出すもの」と思われがちですが、年中家の中でも出しっぱなしにしています。収納袋にしまっておくと性能が落ちやすくなるというのもありますが、春先や秋の肌寒い日のお昼寝にサッと被ったり、庭で椅子に座りながら本を読むときに膝掛けやブランケット代わりにしたり。この「暑すぎず寒すぎない」のが10℃対応というスペックの絶妙なところなんです。
もちろんキャンプでも5月から10月上旬くらいまでのベストシーズンならこれ単体で十分なシーンも多いですし、冬場はメインの寝袋の中に入れるサブ寝袋として保温力をブーストさせるのにも使えます。
■10年使える? 化繊の「ガシガシ使える」タフさ

化繊の寝袋を日常使いできる最大の理由は「汚れに強くて、意外と簡単に洗える」から。高級なダウン寝袋だと家でコーヒーを飲みながら包まるのはちょっと躊躇しますよね。でも化繊ならめんどくさそうに見えて実はお手入れがすごくラク。モノにもよりますが、ネットに入れて洗濯機で洗ったりも実はOKなので、万が一汚れても洗えばいいやと気楽に付き合えます。
あとは寝袋はよっぽど無茶な使い方をしない限り、ちゃんと洗って干せばそう簡単にはダメになりません。使い方次第ではありますが、とあるブランドの化繊寝袋をかれこれ10年程度使っていてもいまだに夏のキャンプやサブ用としても現役です。
さらに言えば、災害時など屋外での「もしも」の時。ダウンは水に濡れるとロフト(ダウンの膨らみ)が潰れて保温力を失いやすいですが、化繊は濡れや汚れによる機能低下が少ないという強みがあります。10℃対応くらいなら化繊でもそこそこコンパクトで軽いので、防災袋に入れておくのにもちょうどいいんです。他にも、例えば夏場のフェスに持っていくのにも◎。
2.表面に縫い目を出さずコード類を内装したミニマルなデザインと、撤収をスムーズに行える大口径の収納袋を採用。
3.湿気に強く手入れに気を遣わない「独自のタフな化繊素材(NATURALOFT)」で、夏のキャンプやフェスから自宅での防災用の備蓄まで用途はマルチ。
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