防水のトレランシューズがあったら街履きでも最強なのでは?と思った話

■ 「全部乗せ」の最適解、TIMP 6 GTX

まずクッション。トレイル用の中ではしっかり厚みのある設計で、スタックハイト(クッションの厚さ)は約30mm。薄めのモデルに比べると、アスファルトのような硬い路面での突き上げをやわらげる方向に振られています。この辺りの塩梅に、トレイルだけでなく街中でも快適に歩かせてくれる安心感を感じます。

防水性については、柔軟性を犠牲にしていないというのが特徴。GORE-TEXの中でもInvisible Fitを採用していて、防水膜をアッパーに直接貼り合わせる仕様になっていて、防水モデルにありがちな硬さやゴワつきを低減。防水である以上、通気性とのバランスはあるので気温や使い方によっては蒸れを感じる場面も出てきそうではありますが、単なる防水シューズよりも柔軟というのがポイントです。

そして、アルトラの“ウリ”である足先の広さ(FootShape)もそのまま。指をしっかり動かせる余裕がありつつ、足の中央でフィットさせる構造は従来通りで、長時間履いたときの圧迫感の少なさはこのブランドならでは。

▲ミニマルなデザインのミッドカット。今までの登山シューズとは一線を画すデザイン性にも注目したい

ちなみに、足首まで覆うミッドカットの「TIMP 6 MID GTX」(3万800円)もラインナップ。防水仕様でありながら400gを切る軽さに抑えられている点も含めて、用途に応じて選べる作りになっています。

* * *

長年抱えていた「小指が痛い」「硬い地面を歩くと疲れる」「雨の日は靴が濡れて不快、でも硬い防水靴は履きたくない」といった地味なストレス。そうした不満に対して、「こういう選択肢もあるのか」と腑に落ちる瞬間はやっぱり気持ちがいいものです。

本来はトレイルランニング用のモデルですが、街歩きはもちろんクッション量を考えると軽めのランニングにも対応できそう。用途を限定せず使えるこの振り幅はこのジャンルならではの魅力と言えます。

>> ALTRA

<文/山口健壱(GoodsPress Web)>

 

【関連記事】

◆極厚×ビブラムで走破力アップ。メレルの本命トレランシューズ「アジリティーピーク6」が誕生
◆トレランでサンダルってどうなの?と思って初心者が履いてみたら、想像以上に快適だった話
◆最新トレランシューズ「S/LAB PULSAR 4」でサロモンの最新技術を体感しよう!

 

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする