Moto G5は、5インチのフルHDディスプレイを搭載するミドルレンジモデル。OSはAndroid 7.0、CPUはSnapodragon 430(最大1.4GHzのオクタコア)、RAMは2GBまたは3GBという構成。背面カメラは1300万画素でPDAF(鏡面位相差オートフォーカス)に対応。フロントカメラは500万画素です。
▲5インチ画面のMoto G5
昨年、日本でも発売されヒットしたMoto G4 Plusと同様に、本体を素早く振るとフラッシュライトが点灯し、ひねるとカメラが起動するといったショートカットも引き続き搭載されています。
▲振るだけでライトが点灯し、キーライトとして使える機能は、G5/G5 Plusどちらにも搭載
ディスプレイの下に搭載した指紋センサーは、従来のタイプとは異なり、タッチの仕方によってナビゲーションキーと同じように使えるようになっています。つまり、画面下に◁○□というアイコンを表示することなく、画面をより広く使える仕組みです。
▲指紋センサーは、短押しでひとつ前の画面に戻る、長押しでホームに戻るといった操作が可能
カラバリはLunar GrayとFine Goldの2色で、いずれもリッチ感のあるメタリックボディ。コンパクトで片手で操作しやすそうな印象。グローバルでの価格が199ユーロ〜なので、日本でもコストパフォーマンスの高いモデルとして注目されそうです。
▲こちらがFine Gold。背面カバーは取り外せて、電池パックも取り外し可能。nanoSIMとmicroSDは内側にセットする仕組み
▲こちらがLunar Gray。黒に近くビジネスシーンにも合う印象
■カメラ性能を向上させた「Moto G5 Plus」
Moto G5 Plusは、5.2インチのフルHDディスプレイを搭載する上位モデル。Android 7.0を搭載し、CPUはSnapdragon 625(最大2.0GHzのオクタコア))で、RAMは2〜4GB(出荷する国や事業者によって異なる)です。
▲G5よりもひと回り大きいが、画面の見やすさと操作性を両立させたサイズ。ナビゲーションキーの機能も備えた新型の指紋センサーも搭載
G5との最大の違いはカメラです。背面カメラの有効画素数は1200万画素。数値だけを見るとG5よりも少ないのですが、個々の画素が大きいデュアルオートピクセルフォーカスを対応し、ピント合わせの性能と画質はG5 Plusが上回ります。
▲ピクセルサイズが大きく、暗い場所でも明るく撮れることもメリット
G5と同じように進化した指紋センサーを搭載し、こちらはNFCにも対応しています。nano SIMとmicroSDは、端末上部にピンを挿して開けるトレイにセットする仕様で、片面にSIM、もう片面にmicroSDをセットできるようになっていました。カラバリは、G5と同じくLunar GrayとFine Goldの2色。なお、G5 Plusのグローバルでの予価も299ユーロ〜とお手頃なので、日本でも買い求めやすい価格設定になることが期待されます。
▲2枚目のSIMとmicroSDかの排他利用ではなく、デュアルSIMで使いつつ、microSDも利用可能
この春、格安SIMに乗り換えようと企んでいる方は、このMoto G5/G5 Plusの日本での正式リリースを待ったほうがよいかもしれませんよ!
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(取材・文/村元正剛)
むらもとまさかた/ITライター
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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