Androidに変身したVAIO PhoneはDSDSにも対応!

昨年、Windows 10 Mobileを搭載し、法人向けに発売された「VAIO Phone Biz」。アルミ削り出しの美しいデザインも話題となり、「Androidだったら欲しかったのに…」と思った人も多いのでは?

お待たせしました! VAIO Phone Bizのクールなメタルボディはそのままに、Android 6.0.1を搭載する新モデル「VAIO Phone A」が発表されました。

5.5インチのディスプレイの解像度は1920×1080ドット

▲5.5インチのディスプレイの解像度は1920×1080ドット

高品質と堅牢性を兼ね備えたアルミ削り出しボディが特徴

▲高品質と堅牢性を兼ね備えたアルミ削り出しボディが特徴

「A」はもちろんAndroidの意。5.5インチのフルHDディスプレイを搭載し、CPUはSnapdragon 617(最大1.5GHzのオクタコア)、RAMは3GBというハイミドル仕様です。しかも、DSDSに対応しています!

 

■このスペック、この質感で2万円台はコスパがいい!


DSDSとは、2枚のSIMを挿して、同時に待ち受けができる「デュアルSIMデュアルスタンバイ」のこと。仕事用とプライベート用のSIMを使い分けたり、日本国内用のSIMを挿したままで海外渡航時に現地で購入したプリペイドSIMを挿すなど、いろいろな使い方ができます。

昨年来、海外メーカー製のSIMフリースマホで対応機種が増えつつありますが、日本メーカー製では希少。「安曇野FINISH」という全数検査を経て出荷する品質管理体制など、性能・品質面での信頼性が高いVAIO製なので、海外出張などのビジネスユースにも安心して使えそうです。

micro SIMとnano SIMを装着できるが、nano SIMはmicroSDとの排他利用

▲micro SIMとnano SIMを装着できるが、nano SIMはmicroSDとの排他利用

タッチレスポンスは良好。プリインアプリは、ほぼAndroidの標準といった印象。FMラジオアプリも入っていた

▲タッチレスポンスは良好。プリインアプリは、ほぼAndroidの標準といった印象。FMラジオアプリも入っていた

対応周波数は、3GがBand 1/5/6/8/11/19で、LTEがBand 1/3/8/19/21。日本国内ではNTTドコモとソフトバンクの回線に対応。ドコモ回線のキャリアグリゲーションにも対応しているため、下り最大225Mbpsで利用でき、ドコモ回線のVoLTEにも対応。また、アメリカのAT&Tや韓国のSK telecomなど、海外の多くの事業者が採用するBand 5にも対応しているので、海外渡航時のつながりやすさも期待できます。

カメラは約1300万画素。2800mAhのバッテリーを内蔵し、連続待受時間は500時間。Wi-FiはIEEE 802.11 a/b/g/n/acに対応しています。VAIOが独自に行う落下試験や耐衝撃試験もクリアしており、長期的に使いたい人にも適していると言っていいでしょう。ただし、おサイフケータイ、防水・防塵、ワンセグといった日本独自仕様には対応していません。

右側面に電源ボタンと音量調節キー、上部にイヤホンジャック、下部にUSB接続口という標準的なレイアウト。厚さは約8.3mm

▲右側面に電源ボタンと音量調節キー、上部にイヤホンジャック、下部にUSB接続口という標準的なレイアウト。厚さは約8.3mm

メインカメラは約1300万画素で、フロントカメラは約500万画素

▲メインカメラは約1300万画素で、フロントカメラは約500万画素

VAIO Phone Aの市場想定価格は、なんと2万4800円(税別)。スペックと筐体の材質などから判断すると、かなりコスパの高いスマホと言えるでしょう。4月7日発売で、3月27日から予約受付が始まります。量販店、ソニーストア、VAIOストアのほか、主要なMVNOが取り扱い予定で、すでにIIJmio、DMM mobile、BIGLOBE SIM、LINEモバイル、イオンモバイルでの取り扱いが決まっています。

>> VAIO

※記事公開後に予約受付開始日が変更になったため、該当部分を修正しました(3/27)

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(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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