大地、海、そして光と影。新たなグランドセイコーで感じる“4つの時”

時は1960年、今からおよそ半世紀以上前に初代「グランドセイコー」はその産声を上げました。以来、ムーブメントの開発から設計・製造・組立・調整・検査・出荷までをすべて自社で行う、世界でも数少ない“マニュファクチュール”として、最先端テクノロジーと匠の技を追求し続けています。

特徴的なのは直線を主体とした洗練のデザイン。効果的に鏡面仕上げを駆使した美しいインデックス、力強さを感じさせる太い針、それぞれのディテールがシャープかつ深い陰影を浮かび上がらせます。

▲グランドセイコースタジオ 雫石の外観

そして時計に魂を吹き込むのは、グランドセイコースタジオ 雫石と信州 時の匠工房の時計師たち。熟練の技巧によってダイヤルからパーツひとつひとつを製造し、組み上げていきます。手作業による組立や調整の誤差はミリ単位、ミクロン単位という驚愕の精度。その指先に委ねられた凄まじいまでの感覚は、まさに名工と呼ぶにふさわしいでしょう。

▲雫石工房内の作業風景

さて、そんなメイド・イン・ジャパンが誇るグランドセイコーから、新たに4つのモデルが登場。ライフスタイルが多様化する昨今、腕時計もまた持ち主に合わせて新たな時を刻み始めています。

-Time of the earth-あらゆるフィールドを駆け抜ける

グランドセイコー
「SBGM247」(63万8000円)

▲自動巻、SSケース、ワンプッシュ三つ折れ方式中留、20気圧防水、ケース径40.5mm

秒針と時分針に加え、第二時間帯を表示できる4本目の針を搭載した機械式GMTモデルの「SBGM247」は、“ハンターグリーン”のダイヤルを採用。長らく続くアウトドアブームにも見られるとおり、現代人は最先端テクノロジーの恩恵を多分に受ける反面、自然への回帰を心のどこかに欲しているかのごとく、時計界でもグリーンダイヤルは人気を確立しました。

グランドセイコーらしいケースの磨きの美しさ、そしてインデックスに施されたカッティングエッジな鏡面仕上げとグリーンの補色であるオレンジを使ったGMT針は、スポーツウオッチにふさわしい視認性の高さを実現。

耳をすませば聞こえてくる鳥や風の音、重なり合う木々の葉が揺れる森の息吹、高原に澄み渡る爽やかな空気など、キャンプにハイキングや登山といった大地を感じさせるアクティビティを好むビジネスパーソンをアピールできるモデルになっています。

▲立体的かつサイドを鏡面に磨き上げたインデックスと時分針。グリーンダイヤルに映えるオレンジのGMT針は冒険心を駆り立てるアクティブなカラーリングに仕上がっている

▲ベゼルとケースサイドは、下地筋目仕上げと鏡面仕上げでパターンを切り替え、流麗かつタフな印象を感じさせる。さらにアクティビティを妨げない4時位置のりゅうずには「GS」ロゴが光る

 

-Time of the sea-波の音、潮の香り、水の躍動

グランドセイコー
「SBGM245」(63万8000円)

▲自動巻、SSケース、ワンプッシュ三つ折れ方式中留、20気圧防水、ケース径40.5mm

そしてハンターグリーンと対を成すのが、GMT針にレッドカラーを配した海洋を連想させる“ミッドナイトブルー”ダイヤルの「SBGM245」。SUPで感じる海との一体感、生き物の躍動をその手に感じるフィッシング、潮の香りを受けながら海上を走るヨットの高揚感など、マリンアクティビティの魅力をいつでも腕元に携えられます。

今回、両モデルともスペックは共通。ケース径が40.5mmというコンパクトなサイズ感にも関わらず20気圧防水という堅牢性を兼ね備え、まさにアクティビティにうってつけ。さらにムーブメントには最大巻上時で約72時間(約3日間)持続する「キャリバー9S66」が用いられており、実用性は抜群。金曜日に外しても月曜朝まで駆動する安心のスペック……、とはいえ、むしろ週末も一緒に外へ連れて行きたくなるモデルになっています。

また本キャリバーの“9Sメカニカル”は、マニュファクチュールならではのクオリティを実現するため200~300点ものパーツで構成。それだけでなく、名工たちによる1/100mm単位の組立・調整といった手作業があってこその高精度を誇ります。

▲中留はワンプッシュ三つ折れ方式で着脱も容易。ここにも研磨された磨きの美しさが見て取れ、細部へのこだわりが感じられる

 

-Time of the light-たおやかな光放つミニマルさ

グランドセイコー
「SBGA465」(53万9000円)

▲自動巻スプリングドライブ(持続時間:約72時間)、SSケース、SSバンド、10気圧防水、ケース径40.0mm

時計には大別して機械式とクオーツ式という、ふたつの駆動方式があります。どちらも実用に一長一短あり、そこが時計選びの幅を広げる楽しさとも言えるでしょう。しかし、「もし両方のメリットを実現できたら?」という“第三の駆動方式”が誕生したのは1999年。それがセイコー独自のムーブメント「スプリングドライブ」です。

クオーツによる高い精度と、機械式が可能にするパワフルな動力を兼ね備えるハイブリッド型のムーブメントであり、秒針がダイヤルの上を滑るように動くことから“スイープ運針”と呼ばれる特徴を持ちます。

この「SBGA465」は、グランドセイコーの王道であるシンプルかつエレガントな三針の普遍的デザインと、スプリングドライブをムーブメントに持つモデル。究極まで無駄を削ぎ落とし美しい陰影を与える時分針は、まるで剣のような輝きを備えます。

どこか和を感じるホワイトダイヤルには、グランドセイコーを代表する「雪白ダイヤル」を彷彿とさせる型押し仕上げを採用。スタイリングに関係なく、すべてのファッションや立ち居振る舞いの“格”を上げてくれる美しさ。仕事からプライベートまでライフスタイル全般において、無駄を排除したミニマルな生き方を後押ししてくれそうです。

▲ケース全体にヘアライン仕上げと鏡面仕上げを組み合わせることにより、まるで光が何種類も存在するかのような印象すら与える

-Time of the shadow-黒き輝きがもたらす栄光

グランドセイコー
「SBGA467」(53万9000円)

▲自動巻スプリングドライブ、SSケース、SSバンド、10気圧防水、ケース径40.0mm

光あるところ影が生まれるように、「SBGA465」と同じスプリングドライブ「キャリバー9R65」を持つブラックのダイヤルを備えた「SBGA467」は、艶のある黒が引き込まれるような魅力を放っています。

均整の取れた3針、日付、パワーリザーブインジケーターという構成は同じながら、ひと目見てわかる視認性の高さと造形美が際立ち、高級腕時計の所有感を常に堪能。集中力を高める効果があるともいわれる黒は、最大約72時間というロングパワーリザーブとともに、ビジネスにおいても心強い味方になってくれるはず。

仕事でも趣味でも“何かを成す”、そんな決意の現れとして選ぶのもいいかもしれません。

▲GSのロゴ入り中留はプッシュ式

*  *  *

時間を確認する術が増えた現代だからこそ、高級腕時計は自らのライフスタイルを主張できる大人らしいアイテム。そこに自らのこだわりと、メイド・イン・ジャパンのプライドを託せるグランドセイコーの“時”を感じてみてください。

全国のグランドセイコーお取り扱い店にて
「グランドセイコー体感キャンペーン」実施中
期間:2021年12月31日(金)まで

>> グランドセイコー

*10月1日よりグランドセイコーの保証期間はお買い上げから5年となりました。
詳細は“こちら

問い合わせ先:セイコーウオッチ(株)お客様相談室☎0120-302-617

<文/三宅隆(&GP) 写真/江藤義典 スタイリング/宇田川雄一>

衣装協力…オービットキーのデスクマット/9900円、小物入れ「ネスト」/1万4960円、キーオーガナイザー/5940円(すべてアークトレーディング)、イヴ アン ブルーのメガネ/3万5200円(オプティカルテーラークレイドル青山本店)、オービットキーのキーオーガナイザー/6380円(アークトレーディング)、 バートンペレイラのサングラス/5万3900円(オプティカルテーラークレイドル青山本店)
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