モップ乾燥まで自動になった“最強ロボット掃除機”で家事のワンオペが大助かり!

在宅時間が増えた昨今、家の床掃除は目下避けられない重要オペレーションのひとつです。とはいえ不慣れな場合は時間がかかるうえ、終わったと思っても意外とゴミが散乱していることもあるし、テレワークしているなら掃除の時間に本業が圧迫されてストレスはたまる一方。

しかも、パートナーが病気などで倒れた場合、すべての家事をひとりでやらなくてはいけません。実は昨年、妻が体調悪く一週間動けなかったとき、こどもの面倒も見ながら家事をやって仕事して掃除して…と大変な思いをした覚えがあります。

そこで思ったのです。

「ああ、せめて床掃除を完璧にやってくれる掃除機があれば…」と。

そんなワンオペ家事をサポートしてくれる理想のロボット掃除機が登場したので、”あのとき”と同じシチュエーションで使ってみました。

■完全無欠のロボット掃除機「DEEBOT X1 OMNI」

もはやゴミを吸い取る機能だけに収まらないロボット掃除機は、マッピング技術や床拭き技術など、日進月歩で目覚ましい進化を遂げています。とはいえ、細かな課題なども多い中で登場するのがエコバックスのフラッグシップモデル「DEEBOT X1 OMNI(ディーボット・エックスワン・オムニ)」。

AIチップ搭載と高性能カメラによる障害物のスムーズな回避や、収集したゴミをダストボックスに自動で集めるのは当然、後部についたモップが水ぶきも同時に行い、さらに濡れたモップの洗浄・乾燥まで行うという驚異的な機能性を備えています。

メンテナンスの必要なく、ほぼ全自動で床をクリーニングしてくれる夢のマシンですが、今回、使ってみて助かったポイントを紹介していきましょう。

■食事を作りながら子どもを送り出す準備

とにかく家事と仕事を両立するうえで最も忙しいのは朝です。我が家では家族分の食事を作りつつ、洗濯もし、さらに洗い物をしてから床の掃除、という順番でしたが、すべてをひとりでこなそうとする場合、時間的に「床の掃除」は無理ということになります。

そこで「DEEBOT X1 OMNI」を稼働させることにより、並行して掃除の作業を進めることができます。しかも便利なことに、Alexaなどのスマートスピーカーを介さずに独自の音声アシスト機能を持っているため、料理中でもいちいち濡れた手を拭いてボタンを押したり、スマホで操作したりする必要もないのです。

使い方はかんたん。あらかじめインストールしておいたアプリで「YIKO音声アシスタント」をオンにし、「OK YIKO(オーケー、イコ)」→「ここです(デバイス側)」→「掃除開始」と話しかけるだけ。「充電に戻って」などのコマンド操作もあって、中断したいときに役立ちました。

また、使ってみて実感したのが回避性能の高さです。AIには車の自動運転に使用される高性能プロセッサーを使用した障害物検知・回避システムの「AIVI 3D」を採用し、さらに120万画素RGBカメラ、148.3°の超広角レンズを搭載。これにより、止まっているものはもちろん、動く障害物まで避けてくれます。ペットや子どもが過ごすリビングでは、かなり重宝する機能といえるでしょう。

また驚いたのが、障害物を検知して避ける精度の高さ。ケーブルのほか、従来のロボット掃除機では難しかった印象のある、カーテンへの接触も事前に回避していました。これはバンパーによる接触後の回避ではなくカメラによる事前察知のためですが、やはりカーテンや家具にぶつかるのは汚れの心配もあり、こうした部分を考えなくていいのは助かります。

特に子育て中は部屋が散らかっていることも多く、一度すべての障害物を取り除いてからロボット掃除機を走らせるのがセオリーですが、「DEEBOT X1 OMNI」ならそういった前準備も少なくてすむというわけ。

 

■フローリングでは助かるモップによる水ぶきの気持ちよさ

また、子どもがいるような世帯で必要になるのが “水ぶき”です。本体裏側の後部にふたつの電動モップ「OZMO TURBO 2.0」が付属しており、1分間に180回転、約600g相当の圧力をかけながら水ぶきしてくれます。床にこびりついた食べ残しや、こぼした液体などもおまかせできるのは安心感しかありません。

そして「DEEBOT X1 OMNI」がすごいのがここから。なんと本体がドックに帰ったあと、自動でモップのクリーニングをしてくれるのです。正直、水ぶきロボット掃除機で一番の問題ともいえる、「モップが生乾きで臭すぎ」問題がないということ。

▲ドックに帰った掃除機はゴミをダストボックスに送り、モップは水洗いされ乾燥まで行われる。熱風乾燥は約2時間

毎回、素手で臭いモップを替える必要もないし、しかも乾燥までやってくれるという万能ぶり。モップの交換頻度は一日一回の使用想定で約1,2カ月はキープできます。洗浄用のタンクも一般的なファミリータイプのマンション(80平米)で使用するとして、約3~4回分。

▲上部カバーを開くとふたつの水タンクがあり、右が給水用で、左が汚水用

また、心配点としてカーペットに水ぶきされると大変なことに…というのもクリアしています。その理由ですが、モップ装着時はカーペットを自動認識して回避し、非装着時は乗り上げてカーペット上で逆に吸引力が強まるから。

そもそも吸引力が高く、2.5万回転/分のパワフルモーターを搭載し、業界最強レベルの吸引力/5000Paで、従来製品より230%のパワーアップに成功。そこに水ぶきも加わるわけで、フローリングのみならずカーペットまで丸っとキレイにしてくれます。

■オンライン会議中に稼働しても問題ない「静音性」

さて、テレワーク・リモートワークといえばリビングが職場になったという人も多いハズ。我が家もご多分に漏れずWeb会議などをしますが、忙しいときほど部屋のゴミが気になるもの。ここでも「DEEBOT X1 OMNI」が力を発揮します。

ひと声かけて稼働させると、オンライン中だから最初は音がうるさいのではと心配しました。しかし、DEEBOTは静音性へのこだわりが強く、本機においてもその性能を向上させ64dBA以下を実現。オンライン会議はおろか、寝室で使っても気にならない程度でした。

特に前述の自動回避がすぐれているため、家具に「ガツン、ガツン」とぶつかる音もなく、とてもストレスフリー。しかも床はピカピカという至れり尽くせり状態。

掃除の結果は「True Mapping2.0」による“マッピング機能”で確認し便利さを実感できるのも、うれしいポイント。iPhoneの顔認証と同様の技術である“D-ToF距離測定センサー”を搭載しており、迅速且つ精確な距離検知が可能です。間取りの輪郭や家具の識別レベルが高く、部屋のすみずみまで認識して掃除してくれているのがわかります。

*  *  *

というわけで、パートナーが病気でふせってワンオペ家事の大変さを知りましたが、何でも自分でやろうとせず、パーフェクトな全自動ロボット掃除機があれば少なくとも部屋の清潔さはキープできます。また、大きくて存在感のある「DEEBOT X1 OMNI」ですが、デンマークを代表するデザイン事務所「ヤコブ・イェンセン」の手がけたデザイン性はインテリアとしても高級感を部屋にもたらしてくれます。

クオリティ・オブ・ライフを上げてくれる正真正銘の全自動ロボット掃除機で、日々を健やかに清潔に過ごしていけるマシンだと感じた一台でした。発売は4月7日より。価格は19万8000円。

>> エコバックス「DEEBOT X1 Familyスペシャルサイト」

<取材・文/三宅隆(&GP) 写真/田口陽介>

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