会話するドライビングパートナーの真骨頂は通信機能を備えた“ドライブレコーダー”にあり!

通信、2つのカメラ、GPS、スピーカー、マイクなどを備えた世界初のAI搭載通信型オールインワン車載器が「NP1」だ。発売当初から音声のみでルートガイドを行う「スマート音声ナビ」が注目を集めているが、本機を実際に使用してみて、それと同じくらいおすすめしたいのが「クラウドドライブレコーダー」機能だ。

■NP1は進化・成長する

パイオニア
「NP1(エヌピーワン)」

▲「NP1、録画して!」と指示すれば自動録画。終了後は「録画映像のパイオニアクラウドへの保存が終了しました。スマホからでも確認できるようになりました」と音声が流れる

NP1の最大の魅力は「通信」。これからも定期的なアップデートを通じて、新しい機能やサービスが追加されていく。本体を買い替える必要がなく、実はとってもお得なのだ。成長する愛機に愛着も増し増しだ!

●画像解像度:1920×1080P(フルHD画質)[共通]
●レンズF値:F2.0[共通]
●記録画角:前方カメラ【水平130度/垂直68度/対角159度】
車内・後方カメラ【水平124度/垂直65度/対角151度】

●バリュープラン
9万3500円(本体+通信+サービス利用料3年分付き、SIMカード同梱)※4年目以降は通信・サービス利用の更新料(1万5840円/年)が必要
●ベーシックプラン
6万5780円(本体+通信+サービス利用料1年分付き、SIMカード同梱)※2年目以降は通信・サービス利用の更新料(1万5840円/年)が必要
●ベーシックプラン(24回分割払い)
月額約2800円〜(本体+通信+サービス利用料1年分付き、SIMカード同梱)※クレジットカード分割手数料(カード会社等により異なる)が必要

■パイオニアNP1のクラウドドライブレコーダーが想像以上にスゴかった!

通常モードでは、車両前方と車内/側方を撮影する2つのカメラ映像をマイクロSDメモリーカードに常時録画するが、接触や急ブレーキなどで衝撃を受けた際には映像をクラウドに自動保存する。保存が終了すると音声でも案内してくれる。

ドライバーが「NP1、録画して」と音声で指示した場合も同様だ。これならばいざというときも、撮り逃さないので安心だ。1人当たりのサーバー容量は5GBと余裕がある(1ファイルは15秒で25MB程度)。また、専用スマホアプリの「My NP1」では映像の再生がスマホで行え、手元に映像を残したい場合にはスマホに記録データのダウンロードも可能だ。

さらに、オプションの「駐車監視用電源ケーブル」を取り付けると駐車監視機能が実現。衝撃検知センサーで異常を検知し、エンジンを切った後でもサーバーへの映像保存と同時にスマホにも通知。どこにいても愛車のトラブル発生を把握できる。

▲(左)前方/昼(右)車内・後方/昼 フルHD画質で映像を記録し、前方車両のナンバーも読み取れる。車内と側方、後方まで撮影でき、あおり運転や車内への乗り込みといったトラブルにも対応

▲(左)前方/夜(右)車内・後方/夜 夜間でも車両先方の状況をクッキリと撮影。車内は赤外線LEDで照らされ、映像はモノクロになるものの後席までハッキリ見える。安心感はきわめて高い

■スマート音声ナビ

3音声ナビゲーションのみで目的地に辿り着ける。複雑なタッチパネル操作がないので運転中でも安全に目的地設定ができ、曖昧な表現でも認識できる高性能な音声認識エンジンを搭載しているので、初心者でも迷わず扱える。

「3つ先の信号を右です」「右寄りの車線がオススメです」と、わかりやすい言葉で親切に案内してくれる。専用スマホアプリ「My NP1」を併用すればさらにわかりやすさが増す。

▲一般的なカーナビのような画面。案内ポイントの情報をリストや拡大図で確認できる。高速道路の入口はイラストで見せ、初めて走る場所でも安心だ

■スマホアプリ「My NP1」を利用すれば安心感が倍増!

▲「NP1」はGPSや内蔵センサーによって自車位置の測位を行う。AV一体型カーナビに迫る精度の高さ

■もっとカーライフ++

【ドライブコール】
■車外の人に映像と位置情報を共有!

走行中にドライブレコーダーが撮影しているリアルタイムの映像・音声・自車位置を共有し、会話できるユニークな機能。

使い方も簡単で「NP1、〇〇さんにドライブコールして」と話しかけると事前に登録した相手にショートメールが届き、そこからウェブブラウザ経由でやりとりできる。わかりづらい住宅街などでの待ち合わせにも便利。

▲通話相手にはドライバーからショートメールで通知が届き、記載のURLにタッチすると「NP1」からの情報が取得できる。場所がわかりにくいときや、あおり運転被害時などに便利だ

【Amazon Alexa】
■音楽や天気予報が聴けるように!

5月に実施された大型アップデートで、Amazonが提供する音声アシスタント“Alexa”が利用できるようになった。

「アレクサ、〇〇して」と「NP1」に話しかけるとスマホのAlexaアプリを介して、Amazon Musicの再生やニュース、天気予報などのチェック、スマート家電の操作なども可能。Amazon MusicはBluetooth搭載オーディオと組み合わせて使えば、手軽かつ高音質な音楽が楽しめるようになる。

▲Alexaに対応したことでクルマの中でできることがぐんと増えた。好みのスキルを加えれば利用範囲はさらに広がるようになる

<Alexaの通信量が気になったら…Wi-Fi使い放題オプションが便利!>

■クルマWi-Fi

車内にインターネット環境を構築でき、スマホやタブレット、ノートPC、ゲーム機など手持ちの機器が通信量を気にすることなく定額使い放題になるサービス。同時接続台数は最大5台。全国エリアで利用でき、山間部でも途切れにくい。料金は365日プラン/1万3200円、30日プラン/1650円、1日プラン/550円。

詳細レポート動画はこちら

■いつでも、どこでもスマホで確認!

▲本体からSDカードを取り出す手間はいらない。専用スマホアプリ「My NP1(無料)」でサーバーに保存されている映像をスマホの画面で素早く確認できる。データのダウンロードも可能だ

■エンジンを切った後でも愛車を監視して異常をお知らせ!

▲別売りの「駐車監視用電源ケーブル(NP-BD001/4400円)を取り付ければアクセサリーソケットからの電源取得も不要になる

■異常を検知するとスマホに通知

▲衝撃検知による録画を開始すると配信先を登録したユーザーのスマホへプッシュ通知。アクシデントをリアルタイムで確認できる

 

>> パイオニア

<文/浜先秀彰 撮影/糠野伸>

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