日本人の食卓に欠かせない主食“お米”を美味しく炊き上げるべく、日々進化し続ける炊飯ジャー業界。
その中でも、ごはん好きから圧倒的支持を集めるのが象印マホービンの圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き”シリーズ。今期、その最高峰モデルがさらなる進化を遂げた。

象印マホービン
NX-AA10/NX-AA18
オープン価格
2025年6月に発売された“炎舞炊き”最高峰モデル。進化した3DローテーションIH構造が激しいお米の対流と大火力を実現させた。
【炊飯容量(白米)】NX-AA10(0.5~5.5合炊き)…0.09~1.0L/NX-AA18(1合~1升炊き)0.18~1.8L【外形寸法】NXAA10…幅26×奥行33×高さ24(ふた開き時の高さ 47.5)cm/NX-AA18…幅29.5×奥行36×高さ27(ふた開き時の高さ53.5)cm【本体質量】NX-AA10…8.0kg /NX-AA18…9.5kg
■象印の炊飯ジャーの進化が止まらない!

日本人の主食であるお米。近年はブランド化が進んで、さまざまな品種が市場を賑わせている。その上、令和の米騒動をきっかけに巻き起こった古米や輸入米の需要増も相まって、お米の多様化はこれまで以上に進んでいる。これら一連の流れから、炊飯ジャーにもさらなる進化が求められている。
その最前線を走るのが高価格帯モデル。まもなく国内累計出荷台数100万台(※)を突破する勢いだという、象印マホービンの圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き”シリーズはその最たるもの。
今年6月にデビューしたばかりの最高峰モデル「NX-AA」は、縦横無尽にお米を舞い上げる「3DローテーションIH構造」を搭載。さらに、お米をより美味しく炊き上げるために重要な“火力”と“対流”を追求し、根幹となる底IHヒーターを進化させた。
また、炎舞炊きの特長である部分的な集中加熱を活かす「豪炎かまど釜」や、どんなお米でも自分好みの食感に調整する「わが家炊き」メニューも見逃せない。
とはいえ、文字ヅラだけでは想像しづらいのは当然。なので今回は、新たな炎舞炊きの美味しさの秘密を、長年にわたって炊飯ジャー業界を追い続けてきた家電ライター・コヤマ タカヒロさんに解き明かしてもらった。
※「NW-KA」(2018年発売)以降累計として、2025年9月に国内累計出荷台数100万台突破予定(象印調べ)
■“ごはんにうるさいプロ”が実食CHECK。炎舞炊きのごはんの美味しさ「3つの秘密」を解き明かす!
デジタル家電ライターコヤマ タカヒロさん|PCやデジタルガジェットから、白物家電まで幅広いジャンルに精通し、各種ウェブ媒体や雑誌で執筆活動を行う。炊飯ジャー業界の最前線を15年以上追い続けている“炊飯ジャーのスペシャリスト”としても知られる。
「個性豊かな銘柄米や備蓄米に代表される古米など、“お米ごとに異なるポテンシャルを活かし、いかに美味しく食べるか”は昨今の大きな課題。そんな中で存在価値が高まっているのが、“炎舞炊き”に代表される高級炊飯ジャーです。実際に炊いたごはんを食べましたが、やはり美味しいですね。しっかりお米の甘みが引き出されているし表面のツヤや食感も良いですし、オカズなしでもパクパクいけちゃう(笑)。では、その美味しさの秘密とは? その答えは、『3DローテーションI H構造』『豪炎かまど釜』『わが家炊きメニュー』といった象印の独自技術&機能にあります」(コヤマ)
▼コヤマさんが注目!美味しさの秘密【1】
6つの底IHヒーターで縦横無尽に米を舞い上げる「3DローテーションIH構造」

ふっくら甘く美味しいごはんを炊き上げるための必須要素が“大火力”と“ 激しい対流”の2つ。
この「NX-AA」では、炊飯ジャーの心臓部であるIHヒーターがさらに進化。ヒーターのサイズをより小型化することで、部分的な集中加熱を強化。
「象印史上最高※という1400Wの大火力もさることながら、底IHヒーターを立体的に配置してローテーションで加熱させることで激しい対流を引き起こす。この独創性には驚かされました。IHヒーターの技術力の高さは、群を抜いていると思います」(コヤマ)
※象印炊飯ジャー底IHヒーターの定格消費電力比較 (2017年同社従来品「NW-AT10」1290Wと「NX-AA10」1400Wとの比較 象印調べ)
縦横の対流を引き起こし、米を激しく複雑にかき混ぜる!!
▲炊飯時に6つの底IHヒーターを2つずつ順番に加熱することで縦横の対流を促し、お米を複雑にかき混ぜてムラなく熱を伝える。※画像はイメージ
▼コヤマさんが注目!美味しさの秘密【2】
炎舞炊きの集中加熱を活かす「豪炎かまど釡」
※画像はイメージ
こだわりのIHヒーターも、自慢の火力がお米にまで届かなければ意味がない。ゆえに注力したのが内釜の素材だ。
「IHと相性が良く発熱効率と蓄熱性が高い“鉄”を、熱伝導率の高いアルミと耐久性に優れたステンレスに組み込むという独自構造がポイント。素材それぞれのいいとこどりをして、お米をふっくら美味しく炊き上げます!」(コヤマ)
▼コヤマさんが注目!美味しさの秘密【3】
人の好みに合わせた“121通りの炊き方”を実現「わが家炊きメニュー」
※画像はイメージ

“誰もが美味しいと感じるごはんを炊き上げる”という姿勢を貫いてきた同社ならではの機能。水の量を変更する必要がないという手軽さと、121通りというカスタマイズ性の高さが魅力ですね」(コヤマ)。
今年話題になった備蓄米に代表される古米や輸入米に各種銘柄米も、11段階の「粘りの強さ」と11段階の「かたさ」を組み合わせることで“わが家好み”の炊き加減が見つかる。
<取材・文/ TOMMY(NOHOHON-PRODUCTION)、写真/河田浩明>




















