【編集部検証】聴く・話す・撮る!眼鏡市場から誕生したスマートグラス「リンゼ」が意外と楽しいぞ!

眼鏡市場から、初のスマートグラス「Linse(リンゼ)」が登場しました。見た目はごく普通のメガネですが、音楽を聴けて、通話ができて、さらには写真や動画まで撮れるという1本に仕上がっています。

▲左:GoodsPress Web編集部・ワカザワ/スマートグラス初心者。朝の散歩が日課 右:GoodsPress Web編集部・ヤマケン/同じくスマートグラス初心者。大の猫好き

とはいえ、「本当に使えるの?」というのが正直なところ。そこで今回は、GoodsPress Web編集部の若澤とヤマケンが実際に掛けて、聴いて、話して、撮ってみました。本記事ではその様子をダイジェストでお届けします。リアルな操作感や撮影サンプルについては、ぜひ動画本編をご覧ください!

■動画本編はこちら

■そもそも「Linse(リンゼ)」ってどんなメガネ?

▲左:「Linse(リンゼ)」、右:「Linse Lite(リンゼライト)」

ワカザワ:Linseでできることは大きく分けて3つ。「聴く」「話す」「撮る」です。

ヤマケン:へぇ。思ったよりいろいろできそう。特に撮影機能は気になる。

ワカザワ:ちなみに、Linseは2種類あって、「Linse Lite(リンゼライト)」というモデルもあるんだけど、まずは多機能な方から紹介します。

▲iOS 18以降を搭載したiPhone 14以降もしくは、Android 13以降かつ、Bluetooth 5.3以降を搭載したスマートフォンを使用してください。iPad及びAndroidタブレットは対象外

ワカザワ:兎にも角にも、まずは設定から。専用の無料アプリ「Linse Connect(リンゼ コネクト)」をスマホにダウンロードして、機器登録をしていきます。

ヤマケン:アプリ経由なんだね。

ワカザワ:そう。Bluetoothで接続する流れは、ワイヤレスイヤホンとほぼ同じ。初回だけペアリングすれば、次使うときもスムーズです。

ヤマケン:普段使ってるイヤホンと同じ感覚なら、ハードルは低そうだ。

ワカザワ:ですね。接続が完了すれば、あとは普通に掛けて使うだけ。まずは一番身近な「聴く」機能から試してみましょう。

▲ちなみにLinseはフル充電で約4時間の連続使用が可能。充電は付属のケースで行い、ケース自体は約10回分の充電に対応。外出先でもケースに入れるだけで手軽に充電できる

■「聴く」|音質は問題ナシ!“メガネ型”だからこそのメリットも

ワカザワ:じゃあ実際に音楽を流してみましょうか。曲はそうだなあ…CANDY TUNEの『倍倍FIGHT!』いってみましょう!

ヤマケン:…お、意外と音質いいぞ? 低音ズンズン系ではないけど、ボーカルはちゃんとクリアに聞こえるし、想像よりしっかりしているね。

ワカザワ:聴き心地は、耳を塞がない「イヤーカフ型」みたいな感覚だね。だから外で歩いているときも、車が近づいてきたら音でわかる。これは安心感がありますね。

ヤマケン:そういえば、音漏れってどんな感じ? 今、ボリュームでいうとMAX10のうち5くらいだけど。

ワカザワ:外なら気にならない音量だけど、静かな室内だと少し聞こえるかも。オフィスや電車内なら、もう少し絞ったほうが良さそうですね。

ヤマケン:操作はどうするの?

ワカザワ:右側テンプルのタッチパッドで操作できます。スワイプで音量調整、タップで再生・停止、などなど。

ヤマケン:メガネでちゃんと完結するのは良いね。

■「話す」|声はクリアに聞こえるのか実際に電話してみた

ワカザワ:続いては「話す」を紹介します。Linseは、スマホにかかってきた電話をメガネ側で受けられます。

ヤマケン:あら便利。かかってきた電話はどうやって出るんだろう?

ワカザワ:右側テンプルのタッチパッドを2回タップすれば通話開始。出られないときは長押しで拒否できます。じゃあ実際にかけてみましょう。もしもーし。

ヤマケン:もしもし、聞こえる?

ワカザワ:うん、ちゃんと聞こえる。こっちの声も問題なく届いてるみたいだね。言われなければ、メガネで話しているとは思わないなあ。

ヤマケン:フリーハンドだから、電話しながらスマホで予定を確認したり、メモを取ったりもできるね。

ワカザワ:たしかに。移動中のちょっとした打ち合わせや、短時間のオンライン会議なら十分実用的だと思います。イヤホンを探す手間がないのも地味にラクかも。

■「撮る」|見た景色がそのまま記録される感覚が新しい

ワカザワ:そして3つ目が「撮る」。これがLinseの最もユニークなポイントかもしれません。

ヤマケン:メガネで撮るって、なかなか聞かないよね。カメラはどこにあるの?

▲Linse本体には32GBのストレージを搭載。写真なら約6000枚を保存可能

ワカザワ:左側のヨロイ部分に単眼カメラを搭載しています。約1200万画素で、動画は1920×1440/30fps。SNSに上げたり、スマホで見返したりする用途なら十分なスペックですね。

ワカザワ:右側テンプル上部のボタンがシャッターです。短押しで写真、長押しで動画が撮影できます。

ヤマケン:写真も動画も撮るときは音が鳴るんだね。

ワカザワ:そう。特に動画撮影中はLEDライトが常時点灯しているので、周囲にも“撮っている”ことが分かる仕様になっています。ちなみにこのLEDライトはセンサーの役割も担っていて、ここが隠れていると動画撮影ができない仕組みです。

ヤマケン:隠し撮りできない設計なのは安心だね。ちなみに、撮ったデータはどうやって見るの?

ワカザワ:ここで冒頭に説明した専用アプリ「Linse Connect」の出番です。本体に保存された写真や動画はアプリに表示され、そこからスマホへ取り込めます。ということで、実際にLinseを使って撮ってきたので、いくつか作例をご覧ください!

▲作例1:右の画像がLinseで撮影した景色。やや広角寄りの画角で、見たままに近い視界を記録できる。動画は最長60秒まで撮影可能

▲作例2:夜景も問題なく撮影できる。暗所でも意外とディテールを捉えてくれる

ワカザワ:使ってみてどうだった?

ヤマケン:うちは猫を飼っているんだけど、抱っこしたままの距離感で撮れるのは大きいね。スマホで撮ろうにも片手だと安定しないから。

▲作例3:カメラを構えなくて良いので、子どもや動物を抱っこしたままの目線で撮影できる

ワカザワ:僕は夜景も撮ってみたけど、思ったよりきれいに残せました。いわゆる“映え”を狙うというより、その瞬間を記録するカメラ、という印象かな。

▲作例4:こちらは写真の作例。動画と同様に縦構図のみ対応

ヤマケン:それと、音声操作できるのも便利だよね。「ハイ、リンゼ。写真を撮って」でシャッターが切れるから、手が塞がっていてもいける。

ワカザワ:自分の目がそのままカメラになる感覚は、ちょっと不思議で、でもかなり楽しかったね。

■スマートグラスを身近にする「Linse Lite」という選択肢

ワカザワ:ちなみに、冒頭で軽く触れたけど、Linseシリーズにはもうひとつ「Linse Lite(リンゼライト)」というモデルもあります。

ヤマケン:さっきの多機能モデルとはどう違うの?

ワカザワ:Linse Liteは「聴く」と「話す」に特化したモデル。写真や動画機能は省いて、その分シンプルに使える設計です。

ヤマケン:なるほど。イヤホンの延長みたいな位置づけか。

ワカザワ:まさにそんな感じですね。接続もシンプルで、アプリを使わずにBluetoothでつなぐだけ。スマートグラスが初めて、という人でもハードルは低いと思います。

▲左:Linse(リンゼ)、右:「Linse Lite(リンゼライト)」

ヤマケン:見た目もカメラのレンズがない分、だいぶすっきりしてるね。

ワカザワ:そう。本当に普通のメガネに近い印象です。写真や動画まではいらないけど、音楽と通話ができれば十分、という人にはちょうどいい選択肢だと思います。

■度付きやカラーレンズにも対応。Linseを自分好みにカスタマイズしよう!

ワカザワ:あと、忘れちゃいけないのがここ。眼鏡市場は“メガネ屋さん”ですからね。

ヤマケン:そこ大事だよね。ガジェットメーカーじゃないもんね。

ワカザワ:そう。Linseは度付きレンズにも対応していますし、カラーレンズや調光レンズなども選べます。普段メガネをかけている人でも、そのまま生活に取り入れられるのが強みですね。

ヤマケン:ちゃんと“メガネとして使える”っていうのは安心感あるなあ。

ワカザワ:しかも掛け心地もきちんと作り込まれていて、鼻パッドは調整可能。テンプル部分には滑り止めも付いているので、長時間かけてもズレにくい設計です。

ヤマケン:実際にかけてみても軽いし、違和感なかったよね。

ワカザワ:Linseが約45g、Linse Liteが約40g。スマートグラスでこの軽さはなかなか優秀だと思います。

■いつものメガネがもっと便利に、そして楽しくなる。それが「Linse」だ

ヤマケン:正直、思ってたよりちゃんと使えたね。特に撮影機能はちょっとクセになるかも。ちなみに価格はどんな感じ?

ワカザワ:全部入りの「Linse」が5万5000円。音楽と通話に特化した「Linse Lite」は1万9800円です。機能の差がはっきりしているので選びやすいと思います。

ヤマケン:まずはLiteで試してみる、というのもアリだね。

ワカザワ:そうですね。購入は店舗限定なので、気になる人は実際に掛けて、操作感やフィット感を確かめてみるのがおすすめです。普段のメガネに、少しだけ“できること”を足したい人には、ちょうどいい選択肢かもしれません。

>> 眼鏡市場「Linse」

>> “見えるを探求する”プロジェクト

<取材・文/若澤 創 撮影/田中利幸>

この記事のタイトルとURLをコピーする