自宅のリビングには何が置いてありますか? 多くの人が「テレビ」と答えるのではないでしょうか。最近はテレビの大型化が進んでいて、50インチ超えのテレビを使っている人も珍しくありません。
では、どれだけ使っているか。スマホやタブレットでYouTubeを見ているからテレビはほとんど見てないかも…。そんな声も聞こえてきそうな気配がします。
かくいう私(GoodsPress Web編集部 オーディオ・ビジュアル担当:円道)がまさにそれ。リビングには55インチのテレビがありますが、宅トレ時にYouTubeをキャストして流すか、毎週のアニメ最新話チェックするときか、たまにサブスクで映画を観るか、ぐらい。
そして先日、プロジェクターメーカー“JMGO”の体験会で出合ったのが、最新の4Kプロジェクター「N3 Ultimate」(49万9180円)。上位モデルだけありとにかく高画質なことにも驚きましたが、それ以上に驚いたのが「AI機能」。これまでのプロジェクターで地味にストレスだった画面補正といった部分がほとんど解消されていて、とにかくラクのひと言。プロジェクターってスクリーンがないとキレイに観られないと思っていたイメージを見事に壊してくれました。
この感動を誰かに伝えたい。いや分かち合いたい。そして驚かせたい(これがメイン)。ということで、GoodsPress Web編集部のガジェット好き、ヤマケンを召喚し、一緒に体験してもらいました。
■画質はとにかく明るく高精細

「N3 Ultimate」のサイズはW308×H274×D230mmで重さは6.95kg。ポータブルモデルと比べれは当然ながら大きく重いですが、テレビと比べたら小さい小さい。
ということで、さっそくヤマケンに体験してもらいましょう。
※この記事の画像はカメラを通したもののためレインボーノイズが入っていますが、肉眼では綺麗に見えます

「え! 明るっ!」
電源が入った瞬間、ヤマケンの口から出たのは投影画面が明るいことへの驚きの声でした。いくらカーテンを閉めているとはいえ、撮影時間は真っ昼間。それでこの明るくくっきりした画質は、ポータブルプロジェクターしか体験したことがないヤマケンにとっては驚きだった模様。それもそのはず、この「N3 Ultimate」、5800ISOルーメンという明るさを誇ります。正直、カーテンを開けていてもちゃんと映像を見られるレベルです。
そして4K動画を再生し始めたところ、
「え、キレイ! これプロジェクターでしょ?」

※本記事で使われている画像内の投影画面の歪みは、動画撮影時のカメラ側の歪みになります。
本当にテレビを見ているかのような鮮明な映像が流れます。そしてプロジェクターを左右上下に動かしてみると、台形に歪んだ映像が瞬時に長方形に補正されます。このリアルタイム台形補正も強みのひとつ。
さらに本体にはスピーカーが内蔵されていて、その音質の良さにも驚くヤマケン。ちなみにドルビーオーディオとDTS-Xにも対応しています。まさにオールインワン。
そして画質の設定で、いよいよAIが登場します。
「標準」や「ソフト」「映画」「オフィス」などのモードがある中、注目なのが「AI強化」。いよいよ“AI”が出てきましたね。

この「AI強化」モード。、要はAIが映している映像に合わせて最適な画質にしてくれるモードで、正直これにしておけばいいぐらいなイメージです。
ちなみに画質設定には、さらに突き詰めた画質にできる「シネチューナーマスター」という機能も付いています。

これは、映像のプロたちが考えた画質モードをシェアしたり使えたりできる機能で、プリインストールされている「ロマンス&ドラマ」「スリラー&ミステリー」などの他に、シェアコードをインポートすることで他の人が考えた画質設定を使えるようになります。
そしてもうひとつヤマケンに見てもらいたい画質系の機能がありました。それが“暗い”部分をしっかり表示できる機能です。それが「暗部ディテール強化」。
実はプロジェクターだけでなくテレビでもですが、暗い部分や黒い部分の表示は苦手。潰れて何が映っているのか分からないことがよくあるのですが、この「N3 Ultimate」は「暗部ディテール強化」を使うことで、見えなかった暗い部分が驚くほどしっかり見えるように。
▲左足右側の部分に注目
▲「暗部ディテール強化」を使うと、床の人工芝の写り込みが分かるように
暗い部分までしっかり見えることで、映像作品が持つ空気感までもしっかり伝わることがあります。苦手としている暗い部分の表現もしっかりできているというわけです。
■プロジェクターならではの画面調整はストレスなし
プロジェクターはテレビと違い、向きを気軽に変えられます。常に投影面に真っ直ぐ向いているわけではありません。だからこそ重要になってくるのが“台形補正”です。少しでも斜めになっていると投影映像は台形になってしまいます。それを補正するわけです。
「N3 Ultimate」はさまざまな画面調整機能を装備しています。
▲「ロスレスレンズシフト」機能。高性能光学レンズによって縦でも横でもかなりの角度に動かしても画質を落とさず表示できる。この角度はプロジェクターの中でもトップクラス
▲内部でレンズが動く様子が見える
▲「ジンバルモーション」機能。本体の上部を動かせる。もちろん投影画面には台形補正がかかる
▲「ズーム」機能。デジカメ同様に光学レンズを使って画質を落とさず画面サイズを拡大したり縮小できたりが可能。さらに縮小や拡大する場合はデジタルズームになる
高性能な光学レンズを搭載しているため、大きな投影サイズでも投影面から離れていても明るい部屋でもくっきりした高画質映像を投影できるというわけです。ちなみに100インチでの投影はわずか1.9m離せばOK。画質を落とさずに200インチまで投影ができ、最大投影サイズは300インチになります。
ちなみに「ジンバルモーション」機能のようにジンバルを動かすことは、リモコンでもできちゃいます。ボタンを押しながらリモコンを動かすと…

「おもしろっ! Wiiリモコンじゃん」
ヤマケンが思わずそう言ってしまうのも納得の機能で、リモコンを向けている方向にジンバルも追随して動いてくれます。これはとにかくラク。ついつい意味なく動かしたくなります。
そして動かせるプロジェクターだからこその機能もあります。それが「AI空間画面メモリー」機能。
例えばリビングのローテーブルに置いて壁に向かってベストな位置で投影できた場合、その設定を記録させられるんです。

だから、動かしちゃっても問題なし。プロジェクターを常に同じ場所に置いておくのは自宅ではなかなか難しいかもしれません。だからこそ「この場所で100インチで映画を観る」みたいな設定を記録させておけば、次に使う時もすぐにその設定を呼び出せるわけです。
ここで私、考えました。体験会の時から感じていた「テレビと違い気軽に動かせて、さらに画面調整もラクなプロジェクター」だからこそ、こんな運用ができるのではないかと。
■100インチを動かせるって良くない?
それが「ワゴンに載せて使う」こと。

ワゴンに「N3 Ultimate」を載せて、さらに延長コードをつないでおけば、場所から解放されるのではないか。これはテレビにはできないことです。
場所に合わせた画面設定を記録させられる「AI空間画面メモリー」機能は10カ所まで登録できます。であれば、リビングやダイニング、寝室まで、家の中のさまざまな場所や壁や天井といったさまざまな投影面を登録しておけばいいわけです。
ちなみに高性能なゲームモードも搭載しているので、例えばNintendoSwitchやPlayStationといったゲーム機も一緒にワゴンに積んでおけば、家中でゲームが楽しめるようになりますよ。
▲ワゴンだから簡単に移動させられる
▲ということでダイニングに移動させて投影テスト
そして移動先で便利な機能があります。それが「AI画像位置決め」です。
▲草かぶってますが…
▲勢い良く投影画面が動いていき…
▲投影できる場所を自動で探してくれる
▲気になる場合は手動で微調整もできる
投影面と設定が決まったら「AI空間画面メモリー」で登録すれば、次からは簡単に呼び出せますよ。
* * *

テレビで100インチとなると、高価格というよりはほぼ業務用レベルになってしまいます。近年の最大サイズクラスとなる80インチでも、買ったはいいが自宅内への搬入が大変。下手をすると廊下を曲がりきれなくて入れられない、なんてことも起こります。その点、プロジェクターならその心配はありません。
観たい時に観たい場所で、さらに「N3 Ultimate」ならキレイな映像を超大画面でストレスなしで楽しめる。そう考えると、プロジェクターってアリかも、なんて思ってきたりしませんか? プロジェクターって言われても映し出す壁がないよ、という人は多いと思います。でもいま置いているそのテレビがなくなれば広い壁が出てきませんか? それにテレビの稼働率ってそんなに高いわけじゃないですよね? そう考えるとプロジェクターに変えちゃうのもひとつの手かも、なんて思ってしまったGoodsPress Web編集部、円道とヤマケンでした。
「N3 Ultimate」が実際に動いている様子は、ぜひ動画でご確認ください。
<文/円道秀和(GoodsPress Web)>







































