冬キャンプって楽しいんですよ。焚き火がまたいいんですよね。モノメディア『GoodsPress Web』の元アウトドア担当として何度も冬キャンプはしてきましたが、実は最近ご無沙汰。歳を重ねるにつれ寒さが堪えるようになっちゃいました…。そんな折、黒とオレンジのポータブル電源で有名なJackery(ジャクリ)の人と話をする機会があり、その時ふと思ったんです。“電源キャンプ”なら寒さ耐性ヨワヨワな今の自分でも冬キャンプを楽しめるんじゃないか、って。
現デジタル担当としては、数日借りて使ったことがあるポタ電ですが、キャンプに持ち出したことはないかも。そこでジャクリにご相談。「1カ月ほどお借りしてもいいですか?」。快くOKしてもらったので、数あるモデルの中から「Jackery ポータブル電源 1500 New」(通常価格:14万9800円/2026年3月17日までのセール価格:7万7896円)を借りることに。
自宅に届く前に、現アウトドア担当である編集部のヤマケンこと山口に「キャンプ行こうぜ!」と連絡して段取り完了。
▲「Jackery ポータブル電源 1500 New」
先に結論言っちゃいますが、ポタ電がある生活、大アリでっせ。
■冬の浜辺でぜいたく海鮮丼!
キャンプ当日。キャンプ道具と一緒にポータブル電源をクルマに積み込みます。
▲このぐらいなら片手でも持てるかも
「1500 New」は重さが約14.5kg。重いっちゃ重いですが、大人ひとりでも持ち上げられる重さです。ジャクリの数あるポタ電の中から「1500 New」を選んだのは、この重さも理由のひとつです。
自分でクルマに積み込めないとなると、例えば災害が起こった時に持ち出せないじゃないですか。もう少し大容量で出力も高い「2000 New」も考えたんですが、ストレスなく動かせるレベルとなると、この「1500 New」がちょうどいいなと。実際に持ってみて、自分の見積もりに間違いはありませんでした。
ヤマケンとの待ち合わせはキャンプ場ではなく、港町の「おさかな市場」。

「今晩は魚ってことっすか?」
というヤマケンに「そうそう」と生返事をして、魚を選びます。どれも美味しそうで迷う。

ヤマケンが干物を買おうとしているのを制し、地物の鯛のサクと「今ならこれ付けて〇〇円にするよ」の言葉に負けてマグロの中トロのサクを購入。
▲おいしそうなスズキ
「あ~刺し身もいいっすね~」
半分正解。今回ヤマケンにはポタ電を持ってきていることは伝えていません。
んじゃ行きますか、ということでクルマをキャンプ場と逆方向に進めます。後ろから付いてくるヤマケン、たぶん???だったはず。

到着したのは砂浜沿いの駐車場。「ここで刺し身食べるの?」というヤマケンの言葉には答えず、クルマの後部ドアを開いてさっそく準備していきます。

ポタ電「1500 New」の電源をONにして、自宅から持ってきた炊飯器をつなぎ、無洗米と水を入れて、早炊きボタンをポチッ。
「ポタ電持ってきてたんだ! ご飯炊くんすか?」
そのとおり。本日のランチは海を見ながら炊きたてご飯で海鮮丼です。それにしても、いつも自宅のキッチンに置いてあるものを外で使っているという不思議な感じ。分かってはいたけど、高出力のポタ電があれば家電を外でも普通に使えるのよね~。

炊いている間にヤマケンには鯛とマグロのサクを切り身にしてもらうようお願い。キャンプ用の包丁で器用に切っていきます。

そうこうしているうちに炊飯器からは湯気がモクモク。ポタ電の残量は徐々に減っていきますが、でも思っていたより消費してないかも。炊飯器をはじめ、電気ケトルや電気ヒーターといった熱源系の家電は消費電力が多いイメージでしたが、「1500 New」の容量は1536Whとスマホなら約80回もフル充電できる大容量。今回、炊飯してみてもさほど減ることはありませんでした。

ということで約30分で炊飯完了。よっしゃ、食べるぞヤマケン!

炊きたてご飯をよそったシェラカップに好きなだけ切り身をのせて、ワサビを添えて醤油をかけたら「ぜいたく海鮮丼」完成!
ではいただきまーす。

「うめー!」
最高。美味すぎる。波の音を聞きながら食べるという謎のシチュエーションもいい調味料。これはハマりそう。
これで災害時に炊飯器を使えることが分かったし、海鮮丼は美味しいし、言うことナシです。
ひとしきりのんびりしたところで、キャンプ場に向かいますか。
■冬キャンプでぬくぬく車中泊

15分ほどクルマを走らせ、海に近いキャンプ場に到着。この日は空いていたので、見晴らしのいい場所を選ばせてもらい、クルマを回します。
お互いクルマを停めたら、さっそくヤマケンがテントを張り始めました。一方こちらはチェアを出してのんびりタイム。
「あれ? エンドウさんテントは?」

ふっふっふ、ヤマケンくん。僕は今回、テントは持ってきてないのだよ。
「あ! もしかして車中泊? そうか、ポタ電持ってきてるから、フル活用でぬくぬく車中泊だな」
はい、そのとおり。初の“キャンプ場de車中泊”ですよ。いやー、ずっとやってみたかったんだけど、正直、アウトドア担当としてそれってどうなのとは思っていたのよね。でもさ、焚き火とか楽しんで寝るのはクルマっていう動画をYouTubeで見てて、羨ましかったのも事実。いつかやってみたいなって。だから今日、やっちゃいますよ。

シートを寝やすいポジションに倒してマットを敷きシュラフをのせたら、電気毛布のコードを「1500 New」のコンセントにつないでシュラフに突っ込みます。ジャクリの公式サイトを見てみると、消費電力55Wの電気毛布なら18時間使えるとか。実際に使うのは寝ている間だけだから、長くても9時間ぐらい。残量が半分あれば足りる計算で、しかもこの時点で残量は半分どころか2/3ぐらい残ってます。余裕ですな。
寝床の準備は5分程度で終わり、ヤマケンの設営完了を待って、冬キャンプの醍醐味、焚き火タイム。

この日は風がそこそこ強く、体の芯から冷えていきます。ヤマケンが焚き火で作った晩御飯をいただいたら、暖を取りながら他愛もない話をしつつ夜は更けていく。この時間、一番好きかも。
そうこうしているうちに時間はもう22時近く。そろそろ寝ますかとなり、ヤマケンはテントに、自分はクルマに。体は冷え切ってますが、今日の自分には電気毛布がある。うーん、たまらん。
さっそくシュラフに潜り込み、電気毛布の電源をON。じわじわ暖かくなってきて、ものの10分程度で着ていたインナーダウンを脱ぎ捨てるほどぽかぽかに。なにこれ、最高じゃん。
▲この日は本当に風が強くて、車内にいてもゴーゴーという音がうるさいぐらい
まだ眠くなかったので、持ってきたiPadでYouTube。もちろんiPadもポタ電につなぎます。ちなみに「1500 New」には、コンセント3口にUSB-Cが2ポート、USB-Aが1ポート付いています。これだけあれば、例えば家族4人全員分のスマホを同時充電も可能ですね。
そういえばジャクリの人と話している時に、「家のコンセントの出力って1500Wなんですよ。だから、定格出力が1500W以上あるポタ電なら、家で使っている家電ならどれでも使えるんです」と言っていたのが妙に印象に残りました。そしてこの「1500 New」は定格出力は2000W。ジャクリのラインナップでいえば、容量がひとつ下の「1000 New」が定格出力1500W。
▲「Jackery ポータブル電源 1000 New」(通常価格:11万9800円/セール価格:6万2296円) 定番のブラック/オレンジ以外に、インテリアに馴染むサンドゴールドもラインナップ。サンドゴールドは「1500 New」「2000 New」でも選べる(画像提供:Jackery Japan)
要はスマホなどのデジタル機器の充電以外に家電も使いたいのなら「1000 New」以上を選べばいいというわけです。
今回「1500 New」を借りたのは、防災の観点でどうなのかも確認したかったからというのもあります。家電も使えて、持ち運びやすく、容量も多めという意味で「1500 New」がちょうどいいんじゃないかと。
そしてここまで使ってみて、その考えは間違っていなかったなと感じました。そんなことを考えつつぬくぬく快眠。うん、キャンプ+ポタ電車中泊、一度やったらやめられないかも。
▲このあと焚き火でパンを焼きました
翌朝も残った薪で焚き火をしつつ朝食をいただきます。朝から汁物作っていることからも、寒いことが分かってもらえるのでは。いやホント、風が冷たかったんですよ。
そして朝食のあとはコーヒー。ポタ電の残量はまだまだあったので、電気ケトルをつなげてお湯を沸かしつつ、豆を挽きます。
▲朝のコーヒーもキャンプの醍醐味
電気ケトルって、非常時に使いたい家電上位に入ると思うんですが、消費電力はかなりのもの。自宅から持ってきた電気ケトルもハイパワーモデルなので、消費電力は1300W。他にもトースターなんかには1500W近い消費電力のものもあります。でも、定格出力2000Wの「1500 New」なら余裕。なんなら他のものに給電しながらでも電気ケトルでお湯が沸かせる出力です。

今まで、ポタ電は「高出力いらないから小さくて軽いほうがよくない?」って思ってました。でも、いざという時に使える安心感ってあるな、というのが使ってみての正直な感想。

帰り際にヤマケンが「これだけ使ってまだ残ってるんですか。やっぱりこのぐらいの容量があるといいですよね。サイズも大きすぎないし。むしろ容量1500Wh以上あるとは思えないサイズ感かも」と話していたように、家電も使って電気毛布も使って1泊2日でぬくぬく冬キャンプができる容量と出力があるというのは、重要なポイントなのかもしれません。
■日々の在宅ワークに使って気付いたこと
さて、今回「1500 New」を借りたのは、冬の電源キャンプをやるためだけではありません。1カ月借りたのは、自宅でも使ってみようと思ったから。

基本在宅勤務の身としてポタ電を使うなら、やはり仕事道具であるノートPCへの給電が思い浮かびます。普段、仕事しているテーブルの横にワゴンを置き、その上に「1500 New」を載せて使ってみました。
これが悪くない。むしろかなりイイ。常に電源が近くにあるって便利です。ノートPCだけでなく、スマホやタブレットを充電したり、外出から帰宅したらイヤホンを充電したり、スマートウォッチを充電したり。これを作業スペースで手の届く範囲でやりやすい環境ってかなりイイ。
ちなみに「1500 New」自体も約80分で充電できるので、残量が20%を切ったらコンセントにつなぐって運用をしてました。だいたい2日に1回ぐらいかな。せっかくワゴンに載せているわけで、掃除の時とかに動かしやすいほうがいいですからね。
ちなみに「1500 New」は最新モデルらしく高耐久バッテリーが使われていて、6000サイクル(0%→100%→0%で1サイクル)という長寿命だそう。しかも6000サイクル後もバッテリー残量は新品時の70%もあるとか。ということは、2日に1回充電していても少なくとも十数年は使えます。
▲裏面にもパネルが付いていて、反射光でも発電する仕様!
そうそう、実はポタ電と一緒にソーラーパネル「Jackery SolarSaga 100W ソーラーパネル」(通常価格:3万4800円/セール価格:2万880円)も借りたんです。実際どうなんだろうと思って。
たしかに発電はできます。災害時にポタ電が空っぽという時には、絶対あったほうがいいとは思います。ただし常に晴れているとは限らないし、太陽も常に動いています。効率良く発電させるのはなかなか難しいかもしれません。でもポタ電とセットで持っておくに越したことはない、といった印象でした。
* * *
今回、約1カ月使ってみての最大の気付きは、「常に触れる場所、使える場所に置いておくと、いざという時の安心につながる」ということでした。
▲「Jackery ポータブル電源 2000 New」(通常価格:23万9800円/セール価格:11万9900円)のサンドゴールド(画像提供:Jackery Japan)
しまいこんでいると、いざという時に使い方がわからないかもしれません。でも普段から触れていると、そんなことありません。それに手にしやすい場所にあれば、今回のキャンプのようにサッと持ち出して使うことも面倒ではない。そして使っていれば、何ならどれぐらい使えるのかというのが感覚としてつかめます。
そしてジャクリの最新モデル「1500 New」なら6000サイクルという長寿命(「2000 New」「1000 New」は4000サイクル)。普段から使いまくっていても長期間活用できる。サンドゴールドなら、リビングの常に目にする場所に置いてあっても違和感はありません。
ちなみに2026年3月17日までは48%オフのセール実施中とか。しかも今回、GoodsPress Webの読者向けに、公式サイトとAmazonで5%オフになるクーポンを出してもらいました。クーポンコードは「PR2603GP」です。
やっぱり長期間使ってみることで分かることってあるわけで、結論としては「今やポタ電は、一家に一台」なのではないかということでした。ブラック/オレンジを借りましたが、サンドゴールドいい感じですよね。
「Jackery ポータブル電源 1500 New」
定格容量:40Ah/38.4V DC(1536Wh)
バッテリータイプ:LiFePO₄(リン酸鉄リチウムイオン電池)
定格出力:2000W
AC出力:100V~50Hz/60Hz、最大20A、3ポート合計2000W、瞬間最大4000W(-10℃~45℃)
USB-C出力:USB-C 100W、5V⎓3A、9V⎓3A、12V⎓3A、15V⎓3A、20V⎓5A、最大100W(-10℃~45℃)
シガーソケット出力:12V⎓最大10A
AC充電(コンセント):1.5時間
ACコンセント(緊急充電モード):80分
シガーソケット充電:19時間
ソーラーパネル入力100W:20時間
重量:約14.5 kg
サイズ:約330×221×242mm
動作温度:-20°C~45°C
サイクル数:6,000回の充放電後も容量の70%以上を維持
>> Jackery
>> Jackery ポータブル電源 1500 New(Amazon.co.jp)
<取材・文/円道秀和(GoodsPress Web) 写真/逢坂 聡>











































