■ハンモックは屋内に設置可能!

お話を伺ったのは、オリジナルハンモックを販売する「ハンモック2000」の世田谷ショールーム代表の三浦さん。
――ハンモックはアウトドアのイメージが強いですが、屋内でも楽しめますか?
「屋内での使用はおすすめです。日本人は、寛いだり、横になったりしている姿を見られるのが恥ずかしいと思う気質がありますよね。だから、リビングや寝室などのリラックスできるプライベートな空間で使うのはとてもよいと思います。人目を気にしなくていいので、よりハンモックの気持ち良さを味わえます。
最近では、住宅メーカーがハンモックありきの設計で家を建てたり、座るソファや椅子がハンモックになったカフェができたりと私たちの生活の中に馴染んできています。ハンモックはアウトドアだけでなく、屋内の生活の中で十分楽しめるものなんですよ」
――屋内でも使えるんですね! どのように設置するんですか?
「ハンモックは横になったり、座ったりするためのものなので、広いスペースと丈夫な柱や梁が必要ですが、使わないときは畳めるのでソファよりは断然手軽なんです。柱や梁にフックを取り付けるか、直接ロープで結びつけるかして設置します。フックは電動ドライバーで4つのビスを留めれば、自分で取り付けられますよ。
取り付ける間隔や高さによって、ハンモックの乗り心地が全く違ってくるので、取り付ける前にまずはショールームなどで試乗をし、好みの感覚を確認してから取り付けた方がよいと思います。壁に穴を開けられない賃貸の場合でも、スタンドを置くスペースがあれば楽しめます」
▲柱や梁に穴を開けてもOKの場合は、写真のような金具を取り付ける。ヒッチングリング(プレート型)1ペア/1100円(税込)
▲ハンモック用のスタンド。賃貸物件に住んでいて、壁に穴が開けられないという人はこれを。室内はもちろん、ベランダやテラスでも使える。フリーハシラスタンド/4万2000円(税込)
■横になれるベッドタイプ
賃貸物件に住んでいる人も希望が見えてきたので、早速どんなハンモックがあるのか見てみましょう。ハンモックは大きく分けると、横になれるベッドタイプと、座る用途のチェアタイプの2種類があります。その中で、生地が布タイプのものとネットタイプのものに分かれています。
くつろぎ感を重視したい人はベッドタイプがおすすめ。ハンモックに対して垂直方向に寝れば、2~3人は横になれるのでカップルや夫婦でも楽しめます。
まずは、布地のハンモック。ブラジリアンハンモックは、ボディ部分が一枚布でできているのが特徴。厚手の手織りなので耐久性にも優れ、包み込まれるような安心感があります。乗った時に安定感もあるので初心者向け。
▲ワイドブラジリアンハンモック/18000円(税込)、サイズ:全長4000mm、設置幅3300~3600mm 重さ:3kg 耐荷重:200kg
▲厚手の布なので、安心感と安定感がある寝心地
メキシカンハンモックは、ボディ部分が細い糸で編んだネットでできています。ネット仕様のハンモックの最大の魅力は、通気性がいいこと。涼しいので、夏は快適に寝ることができます。また、ネットは伸縮性があるので、体にぴったりフィット。布タイプでは少し寝心地が窮屈に感じる、という人はこちらの方がよいかもしれません。浮遊感を味わいたいという人にもおすすめです。
▲メキシカンンハンモック(アダルトサイズ)/16000円(税込)、サイズ:全長3800mm、設置幅:3300~3700mm 重さ:2kg 耐荷重:200kg
▲糸が非常に細いので、慣れていないと破れてしまうのではないか、と恐怖心を感じることも(もちろん大丈夫!)。気分が上がるような華やかな色使いが◎
































