【ベンツ オールテレイン試乗】ルックスも走りも、現代のベストバイ「Eクラス」かも

“十年ひと昔”とよくいいますが、二十年ならふた昔?

2017年秋に日本での販売がスタートした、メルセデス・ベンツのクロスオーバーワゴン「E220d 4マチック オールテレイン」に触れて真っ先に感じたのは「ベンツも、時代も変わったな…」という思いでした。

メルセデス・ベンツにとって初となるクロスオーバーSUV「MLクラス」が登場したのは、約20年前の1997年のこと。もちろん、当時のラインナップを振り返れば「Eクラス(W210型)」にもフルタイム4WD仕様の4マチックがありましたし、ベンツが誇る本格クロスカントリーSUVの「Gクラス」もありました。そのため、質実剛健を良しとする古くからのファンにとって、カジュアルなたたずまいと200万円以上もお手頃なプライスタグを掲げたMLシリーズは、メルセデス・ベンツの“セカンドライン”のように映ったのです。

それから20年。MLシリーズの流れを汲む「GLE」をはじめ、今日では「GLA」や「GLC」といったクロスオーバー系モデルがブランドを支える主力モデルとなっており、メルセデス・ベンツを名乗るにふさわしいクオリティを実現しています。時代の要請といえばそのとおりですし、他のプレミアムブランドを見ても、クロスオーバーモデルが販売上の大きなウエイトを占めるジャンルへと成長しているのは間違いありません。しかし、いよいよベンツの基幹シリーズである「Eクラス」本体にも…となれば、その実力が気になるという人も多いことでしょう。

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