【新XC90試乗】“らしさ”を残しつつ大変身!ボルボの未来を示す7シーターSUV

新世代のSUVであるXC90は、過給システム&アシスト方法の違いによって、グレードを差別化しています。

254馬力の直噴ターボを積む「T5 AWD モメンタム」(774万円)、ターボとスーパーチャージャーを組み合わせた320馬力の“ツインチャージャーユニット”を搭載する「T6 AWD Rデザイン」(879万円)と「T6 AWD インスクリプション」(909万円)、そして、ターボ+スーパーチャージャーユニットに、87馬力の電気モーターをプラスしたプラグインハイブリッドモデル「T8 ツインエンジン AWD インスクリプション」(1009万円)がカタログに載ります。

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「排気量の大きさと気筒数の多さを誇るのは時代遅れ」というのが、今のボルボの考え方なのでしょう。

とはいえ、「エッ!? (エクスプローラーとは違って)XC90は1000万円オーバーなの?」と嘆かれる方がいるかもしれません。何しろ、ドイツ御三家のオルタナティブたる北欧プレミアムメーカーのフラッグシップですからね。大衆に立脚するブルーオーバルのクルマとは価格帯が異なるのは、仕方ないかもしれません。

フォード・ジャパンの“スワンソング”となったエクスプローラーの「タイタニアム」(635万円)を狙っていたユーザーの方、もうちょっと頑張ってみますか?…というよりも、最初から素直にメルセデス・ベンツ「GLE」(868万円〜)、BMW「X5」(859万円)あたりと比較すべきでした。2リッターという排気量を重視するなら、アウディ「Q7 2.0TFSI クワトロ」(804万円)が直接のライバルとなるでしょう。

 ■操作系まで一新した入魂のフラッグシップ

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