気分は西部劇!くるまってゴロンと眠る「ベッドロール」って知ってる?

19世紀に勃発した南北戦争後、西部開拓が始まったアメリカでは、テキサスで野生化した荒くれ牛をカウボーイが追いつつ何百マイルも離れた鉄道駅のあるカンザスまで運んだそう。いわゆる“キャトル・ドライブ”というやつで、そのものズバリの西部劇『キャトル・ドライブ』やドラマ『ローハイド』などの西部劇で描かれた過酷な旅です。

宿泊は当然、野宿。いちいちタープやテントをたてることなく、焚き火のそばでブランケットとともにキャンバス地にくるまって大地に寝転び眠りにつく姿はいかにもワイルドです。

日本ではほとんど見られないスタイルですが、キャトル・ドライブで使われるカウボーイの寝袋を「ベッドロール」といい、驚くことに、海外では荒野ばかりか雪上でもタープなしで布にくるまったまま地面に寝転がる愛好家がいるんです。

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