■サイズ感はそのままに、ボディの質感を向上
Xperia 1 Vは、約6.5インチの4K(3840×1644)ディスプレイを搭載しています。画面の縦横比は21:9で、大画面ながら片手で操作しやすいことが特徴。実際に手にしたホールド感や操作感は、Xperia 1シリーズの従来モデルと変わらない印象。
▲横幅は約71mmと細いので、片手でも文字入力や画面スクロールがしやすい
大きく印象が変わったのがボディの質感。背面はガラスですが、細かいドットの模様が施され、滑りにくい仕様に。サイドフレームには細かいストライプの溝があり、縦方向には指をスーッと動かせるが、横にはずれない仕組みです。さらに、カメラボタンは手触りだけでわかる加工が施されています。
▲写真ではわかりにくいが、背面パネルのガラスには細かいドット模様があり、テクスチャー調にするという手の込んだ加工が施されている
▲右側面に音量ボタン、電源ボタン(指紋センサーを兼ねる)、シャッターとして使えるカメラボタンを搭載
▲上部には3.5mm穴のイヤホンジャックも備える
▲底部にUSB Type-Cポートと、nanoSIMとmicroSDを装着できるスロットを搭載。なお、eSIMにも対応している
■デジタル一眼カメラに迫る撮影画質を実現
Xperia 1 Vの最大の特徴はカメラ。背面カメラは超広角+広角+望遠の3眼ですが、メインの広角カメラに新たに開発された「Exmor T for mobile」というイメージセンサーが搭載されています。前モデルに比べて約1.7倍の大きさで、効率よく光を取り込む仕組みで、有効画素数は1200万画素から4800万画素に増え、4つの画素を1つの画素として結合させて明るく撮影できるようになっています。
▲上から超広角(1200万画素/F値2.2/16mm)、広角(4800万画素/F値1.9/24mm)、望遠(1200万画素/F値2.3-2.8/85-125mm)の順に並ぶ
実際に撮影してみると、非常に明るくナチュラルな色で写りました。特に、新型センサーの優位性を感じられたのが夜景の撮影画質。ただ明るく写るだけではなく、立体的で奥行きが感じられる写真が撮れました。
▲屋外で撮影した作例。スマホカメラのAIは色が鮮やかになり過ぎることがあるが、Xperia 1 Vはナチュラルな色合いで、バランスのよい明るさで写った
▲花を撮影した作例。ナチュラルな背景ボケは、カメラ専用機に匹敵
▲夜景の画質は、スマホのカメラではトップクラスの印象
▲ソニーが開催した体験会で撮影。暗い場所で、Xperia 1 V(左)とiPhone 14 Pro(右)で撮り比べてみた。Xperia 1 Vのほうが人物が明るく、背景の物も鮮やかな色で写った
なお、超広角カメラは1200万画素で、焦点距離16mm(35mm換算)での撮影が可能。望遠カメラも1200万画素で焦点距離85mmから125mmの範囲での光学ズーム撮影を行えます。
▲16mmで撮影
▲24mmで撮影
▲85mm(約3.5倍)で撮影
▲125mm(約5.2倍)で撮影
▲デジタルズームは最大300mm(12.5倍)で撮影可能






































