2モデルを使い比べてみると、画面の視認性では断然45mmモデルに軍配が上がります。画面が大きい分、多くの情報が表示されることに加えて、文字サイズを大きくして使いたい人にも適しています。
▲左が45mmモデル、右が41mmモデル。文字盤のデザインも若干異なる
▲45mmのほうが表示できる情報量が多い
▲文字サイズは6段階の調整が可能。デフォルトから2段階上げて「大」にしても、デザイン的な見栄えはさほど変わらない
筆者は、大画面のスマートウォッチは目立つのが苦手だったのですが、Pixel Watch 3はシンプルなデザインで、黒が貴重の文字盤も落ち着いた印象なので、違和感なく装着できるように感じました。
▲45mmモデルは、キーボードでの文字入力など、細かいタッチ操作がしやすい
画面が広くなったことにより、タッチ操作がしやすいこともメリットと言えるでしょう。
▲バンドは、ずれないように留められて、フィット感も良好
バンドには多彩な素材・デザインのものが用意されますが、最初から付属しているのはフルオロエラストマー製のアクティブバンド。S、Lの2サイズが同梱されていて、成人男性の場合、「ギリギリSでも使えて、Lだと余裕がある」という感じではないかと。なので、好みのサイズのバンドを着けて、1本は予備として取っておくことができます。
▲簡単に取り外せて、別売りのバンドなどに交換できる
▲2サイズのバンドが同梱されている
■ランニング機能を強化。パーソナルプランの提案には有料プランが必要
Pixel Watch 3を使うには、スマホに「Google Pixel Watch」アプリと「Fitbit」アプリをインストールする必要があります(Pixelスマートフォンにはプリインストールされている)。「Google Pixel Watch」アプリでウォッチの基本設定を行い「Fitbit」アプリでヘルスケアとワークアウトのデータを管理する仕組みです。
▲スマホとのペアリング、通知の設定、文字盤の追加などは「Google Pixel Watch」アプリで行う
▲ウォッチで測定された健康やワークアウトのデータは「Fitbit」アプリに同期される
大きく進化していたのは「Fitbit」の機能。特にランニングに関する機能が強化されていて、目的に合ったランのプランを設定して、ワークアウト中は音声ガイドなども利用でき、運動後に「フォーム分析」などを見て、振り返ることもできる趣向。
▲多くのスポーツ、エクササイズに対応しているが、特にランニングのメニューは充実している
▲目的に合ったランのプランを作成することもできる
また、「Fitbit Premium」(月額640円または年額6400円/Google Pixel Watch購入者は6カ月間無料)に加入すると、過去のランの結果に基づいて、AIがユーザーに最適化した分析やガイダンスを提供する仕組み。筆者は、毎日継続する運動はしていませんが、ランの初心者向けでも取り組みやすいランを提案してくれました。すでに本気で走っている人だけでなく、これから本気を出すつもり、という人も試してみる価値がありそうです。
▲「Fitbit Premium」に加入すると、ユーザーに最適化したプランが提案される
▲ランニング中の画面の例。心拍数が上がると、振動と音声ガイドで知らせてくれる
▲アプリでランの詳しい分析結果を振り返ることができる
夜、装着したままで寝ると、睡眠がトラッキングされ、かなり細かい分析結果を見られます。また、ワークアウトに向けて身体がどの程度の準備ができているかを示す「今日のエナジー」も表示されます。前モデルから引き続き、ストレスマネジメントに役立つ「身体反応」もチェック可能。自分にどの程度の休息が必要かもわかる仕組みです。
▲睡眠状態はかなり詳しく分析され、信頼できる内容だと感じた。「今日のエナジー」は継続して睡眠をモニタリングしてから表示される機能で、筆者は10日ほど使ってから、ようやく表示されるようになった。よって、どう活用すればいいかはまだつかめていない













