■シンプルだけど深い旨み! 「チャーハン・メガ盛り」973g!
▲「チャーハン」(770円)+「メガ盛り」(440円)。約1kgもあるのに、しかも丸の内なのに、1210円で食べられるってすごい!
待つこと数分、目の前にやってきたのは、巨大な器に盛られた褐色の山! 早速計測です。直径約25cmの器に盛られたチャーハンは重さ973g(器の重さを除く)。見た感じ、ネギらしき緑と黄色の卵が見える、シンプルなチャーハンです。
「具はネギと卵だけ。醤油や塩、鶏ガラなどで味付けています。ネギ油をかけているのがポイントですね」と店主。具材ではなくて味で勝負のチャーハン、ということですね。
▲重さは973g。推測だけれどゴハン900g、ネギと卵と調味料で73gくらい?
早速一口! 一気に口の中に旨みが広がります。醤油の香ばしさや、油の旨み、ネギの香りなど深みのある美味しさ。これ、食べ始めたら無言になって、ひたすら口にチャーハンを運び続けてしまうヤツ! 口いっぱいに頬張って、ずーっともぐもぐ食べていたくなるようなチャーハンです。
ちなみに、メガ盛りを出すようになったのはいつからなんですか?
「正式には1年前から。でも開店当初から、裏メニューではあったんですよ」
常連さんだけ知っていたメニューだったのが、みんなが頼めるようになった、ということなんですね。
▲ゴハンが卵でコーティングされた、しっとり系チャーハン。塩気が利いているから、ビールなどお酒のアテにも絶対合う!
もし途中で味変したくなった場合、何かおすすめってありますか?
「それなら、『パクチー』(+220円)ですね。香りが良くなるのでいいですよ」
確かに、シンプルだからこそ、パクチーの香りとシャキシャキ感がマッチしそう。
醤油が利いた塩気のしっかりした味なので、食べ続けていると箸休め的なものが欲しくなります。ザーサイとか冷菜、追加しようかなぁ。でも食べきれなくなるのが怖い。水餃子をスープがわりに頼むのもありかも。いや、シンプルにビール? お酒と一緒に味わうのも良さそうです。
▲「寒い季節は火鍋や石頭鍋などの鍋料理がおすすめ。体が温まりますよ」(店主の宇 長清さん)
「ウチはサラリーマンのお客様が多い、半分台湾料理、半分居酒屋のような店。ガード下だから、数人で来てワイワイ楽しむのがいいですよ」
おつまみメニューをつまみにしつつ、最後にメガ盛りの「チャーハン」や「ルーローハン」を頼むのがおすすめとのこと。
確かに、ここなら大きい声で盛り上がっても大丈夫かも。丸の内近隣で働く人たちの息抜き的なお店なんだろうなぁ。有楽町や銀座でのショッピング帰りに寄るのも良さそうです。
ちなみに、メニューに書かれている「冬粉」って?
「『冬粉』は春雨のことですね」
では、「湯圓」、「肉圓」は?
「『湯圓(タンエン)』は台湾風のぜんざいで、『肉圓(バーワン)』は台湾風のちまきみたいなものです」
なるほど〜。漢字だけでは想像が付かない料理、まだまだありそう。
次回は、数人で訪れて、本格的台湾料理をいろいろ堪能するのも良さそう。1人でふらっときて、「酸辣湯麺」や「担仔麺」(各935円)もいいなぁ。東京駅〜有楽町エリアでお腹が空いたときは、また食べに来たいと思います!

「台湾料理 新台北1号店」
住所:東京都千代田区丸の内3-7-2
TEL:090-1927-1297
営業時間:17:30〜23:00
定休日:土・日・祝
<取材・文/いしざわりかこ 撮影/橋本千尋>
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