超ハイエンドで10万円以下! コスパ抜群「POCO」に新たに3モデルが登場

Snapdragon 8 Eliteを搭載するスマホは10万円超えが当たり前で、15万円以上するモデルも少なくありません。POCO F7 UltraのRAM 12GB+ROM 256GBモデルは9万9980円と、10万円を切る価格を実現。16GB+512GBモデルでも10万9800円です。

▲大画面でレスポンスが良いので、ゲームを楽しむには最適

筆者が実際に使ってみると、操作感はサクサク。「荒野行動」などのグラフィカルなゲームもスイスイとプレイできます。

 

■AI機能目当てで選ぶのもアリ

個人的に気に入ったのは、シャオミ独自のAI機能。レコーダーのリアルタイム文字起こしから要約、翻訳、電話や対面での通訳、簡単な指示での文章作成など、昨今ニーズが高まっている生成AI機能が使いやすく搭載されています。グーグルの「Gemini」や「かこって検索」なども利用できるので、AI機能を目当てにこのスマホを選ぶのもアリでしょう。

▲プリインストールされた「レコーダー」アプリは自動文字起こしが可能で、AIによる要約や翻訳も可能

▲「メモ」アプリでは、簡単に文章が生成される「AIライティング」を利用可能

▲画像の背景を拡張したり、不要な部分を消去したりもできる。しかも、精度が高く、ナチュラルに仕上がる

強いて弱点を挙げるとすれば、eSIMとおサイフケータイには対応していません。とはいえ、nanoSIMは2枚装着でき、NFCには対応しているので、クレジットカードのタッチ決済は利用できます。それらに妥協できるのであれば、非常にお買い得な1台と言えるでしょう。

 

■約7万円の“Pro”も十分すぎるほどハイエンド

同時にリリースされた「POCO F7 Pro」は、SoCに「Snapdragon 8 Gen 3」を採用しています。1世代前のハイエンドチップで、今でも十分に高性能と呼べるスペックを備えています。

▲POCO F7 Proのカラバリはブラック、ブルー、シルバーの3色。上位モデルのUltraの背面パネルのエッジが曲面なのに対して、Proはフラットだ

▲6.67インチの有機ELディスプレイは120Hzの高リフレッシュレートに対応

カメラはメイン(約5000万画素)+超広角(約800万画素)の2眼で、POCO F7 Ultraにはやや劣るものの、その他のスペックは同等。Ultraよりも多い6000mAhの大容量バッテリーも搭載していることも魅力。筆者が実際に使ってみたところ、AI機能も同じで、体感的な処理速度も差がないように感じました。

▲背面カメラは2眼で、望遠カメラはない。しかし、2倍はロスレスで撮影でき、デジタルズームは最大20倍

▲メインカメラの画質は、上位モデルと比べて遜色はない

▲ボカシを調整できるポートレートモードは、ペットの撮影にも使える

POCO F7 Proの価格は12GB+256GBモデルが6万9980円、12GB+512GBモデルが7万9980円。Snapdragon 8 Gen 3搭載スマホも10万円以上が相場なので、6万9980円〜は破格と言えるでしょう。

 

【次ページ】3万2980円とは思えないスペック

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