■カツが丼からこぼれ落ちそう!
▲「#とじないカツ丼 爆盛り」2200円に「普通ご飯」330円。スープ付き
待つことほんの数分。目の前にやってきたのは、丼からカツがこぼれ落ちそうないいデカ盛りカツ丼。早速計測です。
高さは約13.5cm、重さは961g(器の重さを除く)。付いてくるスープが150ccなので、トータル1.1kgのボリュームになります。
▲重さ961g(器の重さを除く)。持つとずっしり重い! カツ2枚ってなんて贅沢
公式では、爆盛りのゴハンが320gで、追加した普通ゴハンは180gとのこと。なのでゴハンだけで500g前後。となると、トンカツとタレで450〜460g、ということになる? ゴハンとおかずがほぼ1:1。いいバランスになっている気がします。
いざ食べ始めると、素直に、“お肉が美味しい!”が第一印象。そしてふわふわタマゴにタレのしみたゴハンも甘じょっぱくておいしい。このカツ丼、思っている以上にクオリティが高いのでは!?
▲タレをたっぷりかけたゴハンの上にフワトロの玉子、その上にカツを乗せていく
「うちのトンカツは国産豚で作る、煮込まない、たまごで閉じないカツ丼なんですよ。茨城産コシヒカリのゴハンとのハーモニーを楽しんで欲しいですね」と話すのはオーナー。国産豚にブランド米。美味しさに思わず納得です。
「今使っている豚肉は、秋田県の十和田湖高原ポークSPFの『桃豚』。肉が柔らかく、脂身に甘みがあるのが特徴です。その桃豚のロース肉に、オーダーメイドのパン粉、そしてラードで揚げています」
▲高さは約13.5m。丼の高さが約8cmなので、5cm以上高くなっちゃってる!
なるほど。食べて真っ先に「肉が美味しい」と感じたのは、こだわりのブランド豚だから、なんですね。
「肉や米だけではなくタレにもこだわりがあるんですよ。うなぎのタレ同様、醤油ベースの甘いタレを継ぎ足しで作っています」
そういえば、とじていないから気づいてなかったけれど、カツ丼といえば醤油ベースの甘いタレ。肉の良さを生かしつつ、ゴハンやたまごを繋いでくれるタレ。肉にかかっているところはもちろん、ゴハンにしみたところだけ味わっても美味しい〜。店名の通り、美味しくて幸せ感がアップしてきます。
▲丼自体は普通のサイズ。そこに約1kg盛り付けているので、なんかもぉこぼれ落ちそう
ちなみに、味変のアイテムとかあるんですか?
「卓上に山椒や一味、漬物などが置いてあるほか、有料トッピングでチーズ、刻み大葉、おろしワサビなどがあります。一番人気はチーズトッピングですね」
他に、燻製マヨネーズやタルタルソースもあるけれど、それは別メニューのエビフライ向けとのこと。メニューには「そびえ立つ海老丼」があり、まっすぐなエビフライ数本がすっくと直立している丼があります。実はそれも気になっていたんですよ〜。
爆盛りは1日10食、多い日は20食注文が入るとのこと。2200円で国産ブランド豚のトンカツ2枚が食べられるなら、とてもリーズナブルなのでは?
▲カツ1枚の大きさは約16×8×1cm。それが2枚あるので大迫力
「カツ丼という食べ物で、元気になってもらいたい、体力をつけてもらいたいですね。そして、『とじないカツ丼』を知ってもらいたい。卵でとじないことで、トンカツのサクサク感を最後まで楽しむことができるんですよ。うちのカツ丼は店名の通り、食べて幸せになれるカツ丼です。とんかつ、卵、お米の三つのハーモニーを堪能していただきたいですね」
▲完食すると出てくる丼の底のメッセージ。うん、幸せになった♪
そんな#カツ丼は人を幸せにする、今度はヴィーガン向けの新メニューをスタートすることが決定。
「大豆ミートの『ヴィーガンハンバーグ丼』を秋の目玉にと考えています。このハンバーグ、食べたらお肉にしか思えないクオリティなんですよ。ぜひ期待してください」
それは気になる! 秋になったら、また食べにくること決定です。

#カツ丼は人を幸せにする 神田店
住:東京都千代田区鍛冶町2-13-11
TEL:03-3525-7675
営:11:00〜22:00(LO21:30)
休:なし
<取材・文/いしざわりかこ 写真/奥西淳二>
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