往復約2万6000円!LCCで行く台湾弾丸0泊1日“日帰り旅”

■LCC第三関門「機内設備&サービス」

▲座席は3+3

機内に乗り込むと、まず感じるのが背もたれの薄さ。でもこれって、なるべく多くの旅客を乗せつつ、ある程度の座席間隔も確保できると考えると、案外悪くないのかも。

ちなみに今回乗った飛行機のシートは「プレリクライニングシート」と呼ばれるモノで、あらかじめ少しだけ背もたれに角度が付いています。そのかわり倒れません。え? それはしんどくない? と思われるかもしれませんが、これが意外と悪くない。なぜなら前のシートが倒れてくることがないから。そもそもエコノミークラスのシートって倒れても大したことないですよね。それを考えると、ちょっぴり角度は付いているこれぐらいでも寝るには十分です。

▲170cmの身長でしっかり座って拳1個入るぐらい

たしかに広くはないですが、恐ろしく狭いというほどではありません。身長180cm以上の人だと少々窮屈さは感じるかもしれませんが。今回の羽田ー台北は、行きが約4時間、帰りが約3時間。隣の席が空席なら余裕、満席となるとちょっとだけしんどそうな所要時間です。

飛行機はエアバスA320-200neo。全188席の小型機になります。世界中のLCCが使っている飛行機で、ベストセラー機です。どの国のLCCに乗っても、ほぼA320シリーズとボーイングのB737という小型機になるぐらい人気の飛行機になります。

▲テーブルは少々コンパクトかな

前席背面にモニターは付いていません。コンセントやUSBポートもありません。ANAやJALなどのFSC国際線に乗り慣れた人にとっては寂しく思えるかもしれませんが、FSCでも国内線ならモニターが付いていない飛行機も多いので、そこはさほど不便を感じることもないかなと。時間潰しが必要なら、あらかじめスマホやタブレットに動画や電子書籍をダウンロードしておくといいかもしれません。ちなみに機内Wi-Fiもありません。

早朝なので羽田空港は空いていて、動き出してからもスムーズ。

滑走路前でも待たされることなく、いざテイクオフ!

▲ちょうど日の出の時間で晴れていたなので、横浜近辺の町並みがよく見える!

▲朝焼けに赤く染まる富士山

安定飛行に移ってからも無料のドリンクサービスなどはなく、早朝ということもあり機内はまったり。

Peachは制限エリア内で買ったペットボトルなどの持ち込みが可能です(飲食物持ち込み不可のLCCもあります)。先ほど給水器でくんだ水を飲みつつ、ポケットに入っていた飲食メニューをパラパラ。

▲食事メニューは900~1600円ぐらいが多い印象で、想像より安いかも。なんだかファミレスみたい

▲ドリンクはブレンドコーヒー300円、ミネラルウォーターのペットボトル200円、缶ビール500円と、こちらも思っていたほど高くない

▲Peachオリジナルグッズもたくさん。ちなみにこのクマ、名前ないんですね

▲2025年11月現在、クッピーラムネとのコラボを展開中

▲支払いは現金(日本円もしくは出発・到着地の通貨。お釣りは日本円)かクレジットカード(※2025年11月現在は現金支払いのみ)

乗ったらお腹が空いてきたという人も、この価格なら機内で購入はアリかもしれません。FSCに乗っても、時間帯によっては機内食いらないという時ありますよね。そういう意味では欲しい人だけお金を払って買うシステムは、理にかなっている気がします。ちなみに早朝便だったので、途中から爆睡…。

なのであっという間に台北桃園国際空港に到着。寝ていれば本当にすぐですね。というか台湾って近い。

預け入れ荷物もないのでサクサク進み、現地時間朝9時には無事入境です。

 

■短い滞在時間でも十分楽しめる

帰りの便は同日20:50発。2時間ぐらい前には空港に到着しておきたいと考えると、これから使える時間は約10時間。さすがにがっつり観光というわけにはいきませんが、買い物目的の人なら十分かな。ちなみに今回は「台湾めし」がテーマです。

桃園空港からMRTの快速で台北駅まで約35分。いざ、めし旅へ!

▲この日の台北は最高気温29度。出発時の深夜の東京が5度ぐらいまで下がったので気温差は20度以上! 南に向かう際は体調に注意です

▲1食目「老麺店」乾麺、燙青菜

▲2食目「大橋頭魯肉飯」魯肉飯+幼肉、酸菜、滷鴨蛋

▲迪化街の北端あたり

▲東京まで2188km

▲3食目「陳記腸蚵專業麵線」綜合麺線

▲台北の渋谷と言われている西門町

▲4食目「佳興魚丸店」福州魚丸湯、乾冬粉

いやー食べました。さすがに4食はやりすぎましたが(笑)。途中、地下鉄に乗ったりもしつつ、基本は歩いて腹ごなし。台湾ってごはんおいしいですよね。しかも少量のものもあるので、食べ歩きにはもってこいの場所だと思います。街なかのところどころに公園があり、休憩もしやすいし。暑い季節ならカフェに入るのもアリ。異国感はありつつ、日本のように安心して歩けて、地下鉄やバスがたくさん走っているのでタクシーを使わずとも移動は簡単。日本人の旅行先として人気なのも頷けます。

そんなこんなしていたら、あっという間に夕方に。そろそろ桃園国際空港に戻りましょう。

▲帰路もMRT快速で空港へ

▲Peachは第1ターミナル。LCCは主にこちらになるので、タイガーエアやエアアジア、香港エクスプレス、グレーターベイ航空、ベトジェットエアなどアジア系LCCのロゴがたくさん

復路は夜の時間帯。しかも台風が来ているので欠航が心配でしたが、どうやら飛んでくれるようです。空港に到着した頃には、強い風雨になっていました。昼間は奇跡的な天気だったのかも。

チェックイン開始時にはカウンター前には行列が。

▲羽田にはなかった荷物が規定サイズ内かわかるケージが!

帰りはどうやら満席に近い模様。今回はオプションで座席指定をしなかったので、どこになるかと思っていたら通路側でした。夜だから外を見てもあまり意味がないので、ちょうどいいかも。トイレ行きやすいし。

保安検査、イミグレを通り、ラウンジエリアにある無料休憩所でシャワーを浴びて休憩&充電&ちょっぴり仕事していたら定刻通り搭乗開始になりました。

▲おいしかったよ台湾。また来ます

▲帰りの飛行機も行きと同じくA320-200neo

▲帰りは約3時間。寝ていたら本当にあっという間。前のポケットにいろいろ詰め込んだら、余裕はなくなりましたが、寝るだけだから問題なし

羽田到着は日付が変わって定刻の0:50。さてここからどうするか…。

 

【次ページ】0時過ぎの羽田。空港で寝る以外になにかやれることはあるのか…

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