▲内側は、水は通さず湿気は通すアウトドア用のレインウエアっぽい雰囲気
ちなみにこの「ブロックテックコート」、かなりゴワゴワしています。売り場で羽織った時も「ブロックテックってこんなに硬かったっけ?」なんて思ったり。人によってはこのゴワゴワがちょっと…となるかもしれません。でも、英マッキントッシュのゴム引きっぽい雰囲気があり、風はしっかり防いでくれる。遠目で見るとコットンライクなところもポイント。ちなみに素材はポリエステル65%に綿35%となっていますが、触り心地にコットンっぽさはないかも。
▲ファスナーは少々硬い
そして撥水性のあるファスナー(止水ファスナーっぽい)だけでなく、ホックも付いています。しっかり閉めて風を防ぎたいならファスナーを、下まで閉めたくないならホックを使うなんてこともアリ。
インナーダウンで体はある程度保温できているわけで、あとは冷たい風を防げればいい。そういう意味では「ブロックテックコート」とインナーダウンの組み合わせは理にかなっているのではないかと。
▲身長170cmで中にTAIONのインナーダウンを着用。着心地はアウトドアの硬めなシェルジャケットに近いかも
もちろんいくらダウンウエアとはいえ、そこはインナー用のダウン。アウター用ダウンほどの暖かさはないわけですが、風を防ぐだけでも体感はかなり変わります。朝の早い時間帯や体が冷え切っている状態ならば、着た瞬間に暖かさを感じるアウターダウンには敵いません。しかし、歩き回って体が温まっていたり、満員かつ暖房ががんがん効いた電車内などでは、「ブロックテックコート」×「インナーダウン」で十分。コートのファスナーやホックを上まで閉めると、首元への風も結構防いでくれるので助かります。
▲袖口はホックを閉めれば狭くできます
ハーフ丈で、もこもこしていないから、寒そうに見えるのはどうしようもないですね(笑)。
▲この日は風が強かったけど問題なし。ただ気温が0℃近くになる日は、さらに中に着込まないと厳しいかも。というか、そういう時はアウター用のダウンのほうがいいかな
ちなみにこのコート、最初にも書いたとおり、欧米(主にヨーロッパ)で販売されているアイテムの中から、現地で人気のものを日本でも販売する「SPECIAL EDITION FROM EUROPE」というコレクションのひとつらしく、先日、関西の旗艦店となる「UNIQLO UMEDA」がオープンした記念に再販売(?)した模様。
▲「SPECIAL EDITION FROM EUROPE」のタグが付いてました
元々は2024年10月に新宿本店がオープンする際「SPECIAL EDITION FROM EU/US コレクション」として登場し、「ブロックテックコート」以外にも「シームレスダウンコート」や「ウールカシミヤチェスターコート」なんかがあります。が! 基本的に店頭にはないと思ったほうがいいかもしれません。ユニクロのサイトで確認しても、店頭在庫は本当にどこにもありません。試着できないため躊躇する人もいるかもしれませんが、サイズが合わなければ交換してもらえるので、そこは気にせずでいいのかなと。
そもそもサイズがヨーロッパ仕様なのか、大きめに作られている印象なので、スーツの中にインナーダウンを着ているなんて人でも、ジャケットの上から羽織りやすいと思いますよ(フードがOKならですが)。
>> ユニクロ
<取材・文/円道秀和(GoodsPress Web)>

円道秀和|&GP編集部所属。担当ジャンルはITデジタル、オーディオビジュアル、ホビー他。好きなものはコーヒー、旅行、キャンプ、乗り物全般、カレー、ラーメン、アジアのローカル料理、小さいギア。好きが高じてSCAJコーヒーマイスターの資格を取得
【関連記事】
◆モンベルの“半袖ダウン”こそ暖冬時代に必要なダウンジャケットなのかもしれない
◆この見た目と軽さで900フィルパワー!? インナーダウンの域を超えるタイオンのモノづくり
◆脱オーバースペック。一枚でも中間着でも使える“軽くて暖かい”ライトダウンジャケット5選
- 1
- 2























