小学校低学年から一緒に遊べる、正月にちょうどいいテーブルゲーム「キャプテン・リノ」

■面白さ:シンプルなゲーム性に屋根カードの効果が奥深さをプラス

キャプテン・リノの面白さは、細かい説明を聞かなくても、触ればすぐ分かるところにあります。ルールをひと通り聞くより、「とりあえず1枚置いてみよう」で始めたほうが早いくらいで、最初の1周が終わる頃には誰でも自然と流れを理解できます。

▲ちょっと指が触れただけでも揺れるのに、意外と高く積み上げられるのも面白い

やることはカードに描かれた線に合わせて壁を立て屋根を載せるだけですが、なんと5歳から99歳まで遊べる設計というのがメーカー公称。年齢や経験の差はほとんど関係ありません。それでもタワーはどんどん高くなり、時には大人の身長を超えるほどに成長します。テーブルの上にそびえ立つタワーは見た目のインパクトも強く、自然と場が盛り上がります。

▲目線の高さになったタワーで、リノを移動するのが一番緊張する

実際にプレイして感じるこのゲームの一番の肝は、屋根カードの効果。いくつかありますが、中でも重要なのはリノを移動させる効果を持つ屋根カードです。序盤、タワーが低いうちはそれほど怖さはありません。しかし、高くなるにつれて、わずかな指の動きが揺れにつながり、リノを動かすだけで崩れそうになる緊張感が生まれます。だからこそ、このカードは使いどころが重要で、タワーの高さやバランス、リノの位置を見ながら、どのタイミングで他プレイヤーにリノを移動させるかの判断が重要になります。

しかし“このバランス、この距離なら崩れるだろう”と狙って使っても、意外とあっさり乗り切られてしまうことがあり、直後に状況がひっくり返ることもあるのがまた面白い。ルールは単純なのに、終盤になるほど場の空気は張り詰め、誰もが本気になる。この緩急こそが、キャプテン・リノの魅力です。

自分が崩さないことだけでなく、相手に崩させるにはどうすればいいか、いかに手札を減らすか、あるいは減らさせないか。シンプルなゲーム性の中に、実は奥深さも隠されています。

■勝敗だけじゃない協力ゲームとしての面白さ

ろんさんによれば、「キャプテン・リノ」の魅力は勝敗だけに限らないと言います。

「対戦ゲームでありながら独特の感覚があります。崩れずに最後まで積み上げられたときの達成感は大きく、勝ち負けを競っているはずなのに、気づくと『みんなで1つのタワーを作り上げている』ような協力ゲームに近い空気になる点が魅力です」

▲うわぁぁぁ

最初は椅子に座りながらプレイをしているんですが、タワーが高くなるにつれ、全員が自然と立ち上がってソワソワし始めます。自分たちと同じ目線まで高く積まれていくと、なぜか崩れてほしいような、崩れてほしくないような不思議な気持ちになっていくのを感じました。たまにスーパープレイが出ると盛り上がるし、これは確かにいっそのこと協力ゲームとして楽しんでみても良いかも。

さらに「力加減を自分で調整できるため、例えば酔った大人と本気の子どもが一緒に遊んでも、自然とバランスが取れるんです。年齢や経験の差を越えて、同じ緊張感を共有しながら笑顔になれるゲームだと思います」と、ろんさん。

ルール説明に時間を取られず、勝っても負けても場が和む。「キャプテン・リノ」は、年始のゆったりした時間を「ただ集まる時間」から「一緒に楽しむ時間」に変えてくれるテーブルゲームです。

>>すごろくや「キャプテン・リノ」

 

<取材・文/山口健壱(GoodsPress Web) 協力/渋谷ボードゲームカフェ「High Five」

山口健壱|キャンプ・アウトドアと動画担当。2年半ほどキャンプ場をぐるぐる回って、回り回ってGoodsPress Web編集部所属。“キャンプの何でも屋”としてキャンプを中心にライティング、動画製作、イベントMCなどを行う。冬キャンプでボドゲやるのが好きです。初めて買ったボドゲはカルカソンヌ。

 

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