【2025年ベストバイ】“大人だから”を言い訳に清水買いした極上アイテム3選

【清水買い2】機能だけでなく形も◎な電動グラインダー

毎朝コーヒーを淹れます。

何十年も変わらないルーティンですが、その時々で機材が入れ替わります。壊れたり、違うモデルを使ってみたかったり…。新たにやってきたのは電動グラインダー、varia VS3 2nd(5万2800円)です。

悩みましたね。グラインダーに5万強。豆を挽くだけです。粒度を均一にするために、大事なことは分かってます。が、コーヒー教室に通っていた20年前の電動グラインダーの値段を思い出すと、二の足を踏んでしまいます。

結局、散々悩んだ挙句に入手したのですが、結論からいうと前のグラインダーに戻れません(壊れてしまったけど)。

何がいいかといえば、まずはその佇まい。いかにも電動グラインダーのような面持ちではなくソリッドなデザイン。サイズもW90×H310×D147mmとコンパクトで(写真は微粉を取り除くためのシリコンベローをつけているため高さはもう少しあります)、設置性が高いのも◎

もちろん選ぶ際には機能を考えました。variaはエスプレッソから水出しまで、抽出方法による豆の引き具合に対応しているのも魅力。ホッパー(豆を入れる筒)自体に目盛りが刻まれ、無段階にグラインドできます。

ダイヤルはクリック感があるわけではなく、重量感のあるダイヤルをスーッと回す感じ。本体の塗装も含め、質感が高く精密な工業製品のよう。

心臓となる刃は、38mmのステンレス製コニカル刃。シャープで粒度の均一性をキープしながら、1gを約1秒で挽くスピードも魅力。スピードが速いと摩擦熱が起きるためゆっくり挽くモデルもありますが、朝の時間は大事。

1〜2人前の豆なら、挽いている時間を持て余すことなんでありません。機密性が高いからか、その静粛性にも驚きです。

挽いた豆は、ほぼ真下にあるドージングカップ(受け皿)に落ちるのですが、このカップの裏に磁石が付いているのが何気に秀逸。台座からズレることがないため、横に粉が落ちることがありません。

心地良い音が響き、朝の気持ちいい一杯がここから始まります。

【清水買い3】やっぱり使ってみたい憧れのクーラーボックス

キャンプ道具の中でも選ぶのが難しいのがクーラーボックス。試してから購入できないし、行く人数に合わせてサイズは異なるし、道具によっても選ぶ色は異なるし…。

だからこれまで色々購入しましたが、ついに本丸を入手。キャンプ場で見かけると、つい僻んでしまう自分がいた、あのYETIの「タンドラ35」(5万6320円)。

前から欲しかったんです。でもおいそれと出せる額ではないため、鬱屈した態度を取ってしまってゴメンナサイ。

で、使ってみて分かったのが3点。

1…噂通り、保冷効果は抜群
2…想定していましたが、やっぱり重い
3…35リットルって意外と入らない

▲542.9×409.6×400.1mmと外寸は、かなり大きめ

1と2は相関関係にありますが、YETIはワンピース構造で、ボディに繋ぎめがなく圧力注入された分厚い5cmのインシュレーションと密閉性の高さによって、保冷力を高めています。

保冷力の高さにはバックボーンがあったというわけですね。本体だけで9kgあるので、持ち歩くのはかなりヘビーですが、その辺りもちゃんと考えられてるのがさすが。持ち手が傾いていて、持ち上げると体側に体重がかかるようになっているので、持ちにくさはありません。

手袋をした状態でも簡単に開けられるラバー製のラッチ。慣れれば簡単に開閉できます。

保冷状態を保つために、氷:内容物が2:1となるようにすることを推奨。内寸は371×267×286mmで、350mlの缶ビールだと21本が目安となっています。

2Lのペットボトルは縦には入れられず、寝かした状態での収納。付属のバスケットを装着した場合、500mlの缶ビールは立てて入れられます。

1人2人での1泊キャンプならまったく問題ありません。

外側にはドレンボルトが付いていて、内部に溜まった水を簡単に排出可能。ちなみに内部に傾斜が設けられているため、本体を傾ける必要がありません。こんな細かい気配りも信頼の証なのかもしれません。

春が待ちどうしい今日この頃。2025年もありがとうございました!

<取材・文/澤村尚徳(GoodsPress Web)>

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