世界の空港案内[TRIP:03] バラ空港(イギリス)

これまで世界100の国や地域で航空写真撮影をした経験から言うと、監督官庁がしっかりしていると言えば聞こえがいいが、日本の空港は融通が利かなく利便性が悪い。そのくせ書類の量は膨大。その内容は、万が一何かあった際には官僚が「こちらに落ち度はありません。悪いのは利用者であり航空会社です」と言えるようになっている。

そのためか、定期便が来ない小さな空港でもフェンスがあり、自由に楽しく飛ぼうという雰囲気はゼロ。これが小型機でも営業運航するとなると、法律は厳しくなる。さらに空港を造るとなると、大小にかかわらずいくつもの困難なハードルが待ち受ける。結果的に航空事業はコストが増え国際競争力がなくなってしまうという図式に陥っている。

航空の分野は日本よりも欧米が先進的で、安全に配慮しながらも利便性やコストを考えながら先進国の航空文化は育っている。そんな一例をお見せしたいのがこの空港。なんと、自然の砂浜を滑走路にして定期便が離発着しているのだ。

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▲駐機場に停まる定期便。取材時の機材はブリティッシュエアウェイズカラーで、後ろに見えるのは個人所有のパイパー社製の飛行機。なんとものどかなシーンである

砂浜といっても遠浅の固い砂地で、飛んでくる飛行機は、日本でも使用されている「DHC6ツインオッター」という座席数19の小型プロペラ機。

ここはイギリスはスコットランド、バラという名称の離島だ。

 

■砂浜上に仮想の滑走路が3本設定されている

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