■スマホが超便利な単語帳に早変わり!
続いて、「スマホで暗記」の使用感も紹介しておきましょう。こちらも読み取り方法は同じです。暗記したい部分をオレンジのマーカーで塗って、「AnkiSnap」アプリで読み取ります。
▲実際には市販のTOEIC向け教材で試したが、ここに載せる許諾は得ていないので、自作の英単語シートでの手順で紹介。このように、なかなか覚えられない単語を書き出して、それらを読み取るのもオススメ
▲塗り方によっては、黒塗りで隠す枠から外れる部分が生じることもあるが、保存前の編集で補正できる
読み取ったファイルはアプリに保存されます。そしてマーカーで塗った部分はタップすると黒塗りで見えなくなり、もう一度タップすると黒塗りが消えて読めるという仕組みです。
▲タップするだけで見えたり、見えなくなったり…。初めて使ったときは、ちょっと感動した。普段から持ち歩くスマホだけで勉強できるのも魅力
▲雑誌の記事の一部をマーカーで塗り、クイズ感覚で、仕事に必要な情報を覚えることも可能
小・中学生だった頃、赤と緑のマーカーで塗り、色付きの透明の下敷きを重ねると、塗った部分が見えなくなるというものを使った経験はありませんか? アンキスナップは、あの懐かしい暗記用ペンのデジタル版と呼んでもいいかもしれません。
価格はどちらも500円(税別)。アプリに登録するシリアル番号の有効期限は1年間ですが、頻繁に使えば、有効期限に達する前にインクが切れるかと思います。たとえ有効期限を過ぎても、保存したデータはそのまま利用できます。また、新しいマーカーを購入して有効期限を延長することも可能。機種変更の際は、新しい機種にユーザーIDを移行して、使い続けることもできます。こうした細かい配慮も、若い学生に支持される理由なのでしょうね。
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(取材・文/村元正剛)
むらもとまさかた/ITライター
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。



























