“銀パソ”ブームの火付け役。PCブランド「VAIO」26年の歴史を振り返る

【PRODUCT HISTORY #003】

日本のPCメーカーと言ったときに、真っ先に「VAIO(バイオ)」を思い浮かべる方も、少なくないのではないでしょうか。

VAIOは元々、1996年にソニーのグローバルPCブランドとして誕生し、2014年にVAIO株式会社として独立したのちもブランドを維持。2023年には誕生から26年目を迎え、今なお先進的なPC製品を展開しています。

今回は、そんなVAIOシリーズの歴史を詳しく振り返るべく、VAIO株式会社に取材。開発本部にてシリーズを統括する黒崎氏と巢山氏に、シリーズの歴史について伺いました。歴代製品のなかから特徴的な機種をピックアップしつつ、同ブランドの変遷を追っていきましょう。

▲VAIO株式会社 開発本部 プロダクトセンター センター長 黒崎大輔(くろさきだいすけ)氏。ソニー時代には十数年ほど、ソフトウェアエンジニアとして従事。現在はPCの全商品について、企画関連の仕事を統括する立場にある

▲VAIO株式会社 開発本部 テクノロジーセンター 副センター長 兼 プロジェクトマネジメント部部長 巢山剛志(すやまつよし)氏。ソニー時代からハードウェアの設計一筋で、初めて製品設計に携わったのがコンポの「Pixy Liberty」シリーズから。VAIOシリーズの設計については、ノートPCの初号機である「PCG707/705」のドッキングステーションから携わってきた。現在は、VAIOのハードウェア部門を統括する

 

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