
FUJIFILMのカメラではおなじみの“フィルムシミュレーション”に加えて、このカメラにはちょっと変わり種のフィルターも搭載されています。そのひとつが、“期限切れフィルム”を模したフィルター。
たとえばこちらは、「期限切れフィルムのグリーン」で撮った1枚。色あせたようなトーンが、どこか懐かしい空気感をまとわせてくれます。



デジタルの気軽さを活かして、気になる風景やちょっとした出来事を、思いつくままにパシャパシャ。うまく撮れているかなんて深く考えず、撮ることそのものを楽しめるカメラです。

ちょっとレトロな美容室って、なんだか気になっちゃいますよね。
2-in-1機能を使えば、そんな気になる景色を別の写真とつなげてみることもできます。何気ない2枚の写真に、不思議なストーリーが生まれてくるのが面白いところです。

ちなみに、LEDフラッシュもちゃんと付いています。フラッシュを焚いて撮ると、あの「写ルンです」っぽい、ちょっと懐かしい雰囲気に仕上がるのが楽しいんです。
■写真を“撮る道具”じゃなく、“楽しむ相棒”としての「X half」

FUJIFILM「X half」は、便利さやスペック競争とは少し違う場所にいるカメラです。もちろん、顔検出や瞳AFなど、基本性能はしっかり備えています。けれど、それ以上にこのカメラが大切にしているのは、「写真をどう楽しむか」ということ。
撮るときのワクワクも、アプリでの現像も、あとから見返す時間までも、すべてがひとつながりの“写真体験”として丁寧に設計されています。その感覚は、まるでフィルム時代の楽しさと、今どきの便利さが、ちょうどいいバランスで溶け合っているようです。
フィルムを知る人には懐かしく、デジタル世代には新鮮に映る。写真と過ごす時間そのものを、やさしく橋渡ししてくれる。そんな存在が、「X half」なのだと思います。
>> 趣味カメラの世界
<取材・文・写真/田中利幸 モデル/久木田帆乃夏(@honoka_kukita) 取材協力/富士フイルムイメージングシステムズ>
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