秋冬に向け多様化が進むマスク戦線 第二幕【コロナ時代の新潮流】

【特集】コロナ時代の新潮流

これまでマスクのトレンドは、接触冷感や呼吸のしやすさなどが重要視されていたが、秋の訪れとともに売り場にも変化が出てきている。これからのシーズンに向け、どういったマスクやサポートグッズが支持されるのか、東急ハンズの健康用品担当者に取材した。

 

■デザイン性に富んだファッションマスクも人気

「夏は接触冷感マスクが人気で、マスク用のクールスプレーを使う方も多かったですね」

こう話すのは、東急ハンズ新宿店の久慈文子さん。しかし季節の移り変わりと共に、マスクのトレンドにも変化が見られるようになったという。

「暑さが落ち着いてからは、さまざまな機能を備えた高機能マスクに注目が集まっています。気温が下がる冬は体調を気にされる方も多く、飛沫だけでなくウイルス対策を重視される方が増えています」

機能性で言えば、冬に向けて温感タイプのマスクも登場。夏は暑さ対策、冬は寒さ対策というわけだ。また、マスク着用が当たり前となったことで、快適な着け心地や素材にこだわったマスク、デザイン性に富んだファッションマスクも人気だという。

「今後、マスクは多様化が進み、シーンに合わせてマスクを選ぶ“マスクのTPO”が日常になるのではないでしょうか」

電車内など密になる環境ではウイルス対策マスク、スポーツ時は通気性の高いマスク、街歩きではファッションマスクを着けるといった使い方が主流になると久慈さんは話す。

また、マスクの多様化に伴い、周辺グッズも急増。秋は関連アイテムが充実し、自分に最適な マスク環境が見つかるはずだ。

 

東急ハンズ新宿店3F 健康用品担当・久慈文子さん
季節性の衛生グッズや健康用品、女性向けフィットネス商品を担当。「カラダしなやか用品店」というショップに見立てたブースを仕切る。マスクを始め季節商品のトレンドにも詳しい。

 

 

東急ハンズ新宿店
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 タイムズスクエアビル2〜8F
営業時間 10:00〜21:00
休日:不定休

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