UI・UX視点から導き出されるホワイタージュが創造するバッグの“新たな価値”【この冬持ちたい本命バッグ】

■自分の一部のように

02. ホワイタージュのクリエイティブ

“機能性とファッション性を併せ持つバッグ”の開発には、これまでのバッグ作りにはなかった視点が求められた。ここで小川さんがこれまで培ってきたセンスと技術、そして経験がものをいう。

「UI・UXデザイナーの視点を取り入れてみようと思ったんです。UI・UXとは主に、スマートフォンなどのデバイスやウェブ、アプリケーションなどで使われる概念で、使用者にとって使い心地の良いシステム・視覚を通じて、体験や感情をデザインすることを意味します」

■UI視点による機能的なプロダクトデザイン

では、バッグにこの視点を取り入れるとどうなるか? 例えば内装だ。ポケットの数やサイズが豊富で、細かく仕切られていると使い勝手が良さそうに思えるが、一方では『どこに何を入れたのか分からなくなる』というデメリットも。その点、ホワイタージュのバッグはちょうど良き塩梅。ボディに左右対称に配置されたユーティリティポケットも然り。

利き手を選ばず使えるので、背負っている時も前で持つ時も、荷物の出し入れにストレスを感じず、便利この上ない。デザインがQOLに作用し、日常生活のオンとオフをシームレスに繋げてくれるのだ。

「大事なのは、ユーザーが本当に求めている機能やデザインを的確に読み取り、そのために必要な素材や技術を適切な形で投入すること。そういったUI的な部分に関しては他ブランドに比べても、相当な回数の試行錯誤を繰り返しているので、自信があります」

■身に付けていることさえも忘れる背負い心地の良さ

妥協なき姿勢で、ユーザビリティを追求する小川さんのクリエイティブ。だがそれも決してひとりでは実現できず、製造・流通・販売とバッグの全てに精通したプロフェッショナルたちが集まっているサックスバー・チームがあってこそと話す。新たな視点やアイデアも、蓄積されたデータとそれを具現化する技術がなければ形にすることはできない。その最たるものが、ショルダーハーネスである。

「バッグにより体にかかる負担を軽減し、1日中背負っていても重さを感じさせないようにするには? そう考えた際に、快適性・利便性を追求し、実現するための手段として、介護や医療の現場でマットレスなどに用いられる機能素材、MIYAVIEを搭載することに。10kgの荷物を背負う際に、バッグ自体を物理的に軽くするよりも、体感的に200g軽く感じられる方が、ユーザーの皆さんにもベネフィット(恩恵)があるのではないか。そう考えて実装した結果、“身に付けていることを忘れるような背負い心地の良さ”が実現しました」

■ハイテクノロジー素材「MIYAVIE」を搭載

次頁では、デビューコレクション「GEX」シリーズのラインアップと話題沸騰中の最新コレクション「MOD.NAVY」の1stデリバリーアイテムが集合。直感的に気になるアイテムがあれば、お近くにあるサックスバーのショップを訪れてもらいたい。実際に見て・触れて・背負ってもらえれば、なぜホワイタージュを推すのか。その意味が理解いただけるはずだ。

【次ページ】最新作を一気にチェック

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