「誰も見てないし…」で選んでない?靴下ひとつで印象が変わる大人の“隠れ”装い術

【2025年春のファッション特集 #5】

「差し色のソックスっておしゃれだけど、自分で取り入れるのはちょっと勇気がいる…」。そんな声を、最近よく耳にします。雑誌やSNSで見る洒落者の足元はどれも絶妙で、真似してみたくなる。でも実際に自分のワードローブに取り入れようとすると、意外と難しいものです。

特に大人のカジュアルにおいて、ソックスの色使いは印象を左右する“隠れたキモ”。主役ではないけれど、手を抜けば一気に野暮ったくなる。だからこそ、足元の色選びはスタイリングの仕上げとして、しっかり考える価値があります。

色選びの基本は、白・黒・グレーなどの無彩色。または、ブラウンやカーキといったアースカラー。落ち着いた印象を与えつつ、コーデに奥行きを加えてくれます。全体の色数は2〜3色に絞ると、より洗練された印象にまとまります。あくまで“やりすぎない”。でも、“気を使ってる感”はしっかり出す。それくらいのさじ加減が、大人の男性にちょうどいい。

今回は、そんな大人にハマるソックス選びのコツをご紹介します。

執筆・監修/宇田川 雄一
ファッション&モノ情報誌で活躍するスタイリスト。ビジネスからアウトドア、インテリアまで守備範囲が広い。ウェアを始めバッグや靴、雑貨に至るまで最新トレンドを把握

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