6. 90年代のコンバースの名作が現代の技術で蘇る
コンバース
「CONS ACCELERATOR MID」(1万8700円)

コンバースのバッシュに憧れた人も読者の中には多くいるのではないでしょうか? そんな人にぜひ刮目してもらいたいのがこの「CONS ACCELERATOR MID」。90年代のテッキーでクールな雰囲気はそのままに機能面をアップデート。デザインも機能も申し分ない1足に仕上がっています。

まず目を引くのがやはりミッドソールの途中に穴が空いた中空ミッドソール。これにより軽量&高クッショニングを実現しています。デザインのアクセントとしても機能しているため、まさに機能美を体現した機構と言えるでしょう。

そしてソール上部の新構造シャンクにより足との一体感はさらにアップ。足首までしっかりとホールドするミッドカットタイプなら、さらにフットワークをサポートしてくれます。また、通気性に優れたオープンセル構造のPUカップインソールを採用しているので内部も快適です。
中空構造のミッドソールもそうですが、グリップ力・推進力ともに高いアウトソールも注目ポイントです。また、今モデルは90年代のアーカイブからインスパイアされているのですが、ファッション視点でもハイレベルなアイテムとなっていると思います(コンバース PR 山口 諒さん)
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7. 360度の“ゲル”が機能のみならずデザインのアクセントに
アシックス
「GEL-QUANTUM 360 I AMP」(2万4200円)

アシックスのハイテクスニーカーを象徴する「GEL-QUANTUM 360」シリーズの10周年を記念して登場した新世代モデル。シリーズのアイコンである360度GEL構造を継承しながら、より軽快で洗練されたルックスに進化しています。

従来モデルとの大きな違いはミッドソールに反発性と軽量性に優れた最新フォームFF BLAST PLUSを搭載したこと。より軽く、より反発力が強くなり長時間の着用でも快適さをキープしてくれます。10年の歴史を踏まえつつデザイン性とパフォーマンスを新たな次元に引き上げた、まさに“GELの完成形”と呼ぶにふさわしいモデルです。

アッパーには通気性と強度を兼ね備えたクローズドメッシュを採用し、立体的なラバーリブを重ねることでミニマルながらも存在感のあるデザインに。あえてアシックスストライプを排することで、よりストリートに映えるビジュアルに生まれ変わっています。
シリーズ10周年という節目にあたり、初代モデルから続く360度GELのコンセプトはそのままに今の時代に合った履き心地とデザインを目指しました。FF BLAST PLUSフォームによってクッション性と軽さを両立し、立体感のあるアッパーでより洗練された印象になっています(アシックス 広報 奥田夏子さん)
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8. レザースニーカーなのに高機能。類を見ない逸足
ブルックス
「GHOST MAX L」(2万4200円)

100年以上の歴史を持つアメリカ発のランニングシューズブランド、ブルックス。日本でもランカルチャーが醸成されてきたこともあり、注目されているブランドのひとつです。こちらの「GHOST MAX L」はランニングシューズと同等のスペックでありながら日常使いしやすいレザーアッパーを採用した意欲作。

ミッドソールに採用されているDNA LOFT v3クッショニングはソフトな履き心地で、空気の上を歩いているかのよう。また、GlideRoll Rocker構造がスムーズな足運びを実現します。

特筆すべきは先程軽く触れましたが、やはりフルグレインレザーを使用したアッパーでしょう。簡単にメンテナンスができるうえに耐久性にも優れます。見た目にもランシューがベースとは思えないほど上品な雰囲気です。
耐久性に優れたフルグレインレザーのアッパーやソフトで快適なクッション性を持つソールなど見た目にも機能にもこだわった1足となっています。ライフスタイルに溶け込むよう、素材選びと設計には非常に力を入れた渾身のスニーカーです(アキレス 元廣由美さん)
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9. 一度見たら忘れられない、まさに“ミライ”なデザイン
メレル
「SPEED ARC SURGE BOA」(3万5200円)

1981年にアメリカで設立されたアウトドアブランド、メレル。同ブランドからの1足は見た目からして最高スペック感が満載。驚くことにコレ、ハイキングシューズとして作られているんです。とは言えアウトドアシーンだけではなくストリートでももちろん活躍。テッキーかつモードな革新的ハイクスニーカーです。

ミッドソールの間に搭載された軽量ナイロンプレートのFLEXPLATEは外から丸見え。捻じれの抑制や着地の安定性、前足部の柔軟性を高めているのですが、機能以上にデザインとしてキャッチー。アウトソールのQuantum Gripはアスリートたちのフィードバックを元に独自開発されており、高いグリップ力を誇ります。

さらにダイヤルで素早くフィット感を調節できるBOA Fit Systemも搭載され、靴紐を結ぶ煩わしさからも解放。アッパーには軽量で通気性が高いうえに耐摩耗性に優れたMATRYXアッパーを採用。“ミライ”的なデザインとルックスがここにもふんだんに詰め込まれているのです。
メレルのテクノロジーを詰め込んだ最も革新的なファストハイキングシューズ。パフォーマンス性とスタイルの両立を実現した1足となっています。ハイパフォーマンス×ハイキングシューズという、アウトドアシューズの「未来」が垣間見える渾身作です(メレル マーケティング担当 丹下雄介さん)
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10. 厚底スニーカーブームの牽引役のフラッグシップモデル
ホカ
「MAFATE SPEED 2」(2万4200円)

ここ数年の厚底スニーカーを語るうえでホカは間違いなく外せません。そんな人気のホカから紹介するフラッグシップモデルは、ブランドのルーツである“山”に立ち返ったトレイルランニングシューズ。ホカらしいボリューミーなシルエットと、トレイルにおいて必要なテクノロジーを搭載した1足となっています。

ホカと言えばやはりその分厚くフカフカとしたミッドソールが最大の特徴。今作でもその高いクッション性はしっかりと担保されています。加えて、深めのアクティブフットフレームを採用することでかかと部分をしっかりとホールド。トレイルランでの安定性を高めています。

また、アウトソールも注目すべきポイント。さまざまな地形に対応するべくなんと5mmものラグを備えたアウトソールを採用。これにより優れたグリップ力を発揮し、険しい山道でも快適な歩行性を実現します。ヴィブラムソールのため軽量性も申し分なし。
ライフスタイルシーンにおいても際立つヴィブラムメガグリップアウトソールと深めのアクティブフットフレーム構造が最大の特徴。機能美とデザイン性が両立した街中でもアウトドアでも快適に履ける“ハイブリッドシューズ”として注目してほしいモデルです(ホカ PR 4K高橋真璃乃さん)
>> ホカ
>> スニーカー最前線2025
<文/山口健壱、手柴太一(&GP) 写真/坂下丈洋>
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