【ホムセンで聞いた】あえて今こそ草刈り! 来年ラクするための除草&防草アップデート

■除草剤+防草シートで“長期防御モード”に

除草剤で草を処理したあとに、防草シートを敷いておくのも効果的です。薬剤で根を枯らしてからシートを張れば、光を遮断して再発芽を防ぎ、効果がぐっと長持ちします。

たとえばグリーンフィールド「デュポン・ザバーン防草シート240 1m×30m」(実勢価格:2万円前後)は、高耐久で透水性も高く、雨は通しても日光は通さない設計。地面を平らに整えてピンと張れば、3〜5年は交換不要という声もあります。ポイントは「最初の施工を丁寧にすること」だと根岸さん。なるべく地表を平らにし、隙間やたるみを無くすことが施工のコツ。除草剤+防草シートという組み合わせは、”今の草を処理しながら、来年の草を生やさない”という長期的な草対策。ここまでやっておけば、来春はほぼメンテナンスフリーで済みます。

実際、夏前に設置しましたが全く雑草が生えてこずストレスフリー。もっと早くやればよかった…。

■「薬剤まではちょっと…」という人には、“ラクして整える”道具を

ここまでやれば、来年の草対策はほぼ完璧。とはいえ、「薬剤はちょっと抵抗がある」「他の植栽があるから除草剤は使えない」という人も多いはず。そんな人には、最近増えている“立ったままラクに使える草刈りツール”が人気です。

たとえば仁作「雑草ブラシおばけ No.2520」(実勢価格:4700円前後)は、広い面を使って雑草をザクザク削り取れるモノ。「コンクリートの隙間などに生えた雑草を面で処理したい人にぴったりです。使えば使うほど刃が研げていくのでメンテナンスフリーなのも使いやすさにつながっています」と根岸さんは話します。

また、電動のムサシ「充電式除草バイブレーター」(実勢9300円前後)は、振動で根を浮かせて抜き取る仕組み。根岸さんによると「別売りの専用ハンドルを使えば、立ったまま作業もOKです。なんだかんだで長いこと売れている商品ですね」とのこと。草の根本にブレードを引っ掛けてスイッチオンするだけで簡単に雑草を根ごと引き抜けます。こちらもレビューしているので気になった人はぜひ。

ユニークなアイテムでいうと、フジ鋼業の「スーパーマルチホーク 草ヌッキー」(実勢価格5300円前後)。広がるタイプの草や、狭く深く根を張る草などさまざまな雑草に対応しつつ、草抜き後はレーキ代わりにもなるスグレモノ。「これもかなり根強い人気がある商品で、定期的にお買い上げ頂くことが多いですね」(根岸さん)

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この頃では、記録的な猛暑が続く夏。雑草のパワーは年々増している気がするし、真夏に作業するのはさすがに酷。だったら、秋の涼しい今こそ“ラクして草と向き合う”タイミングです。

気温が安定していて、草の勢いも落ちたこの時期は、除草にも草刈りにも最適。放っておけば春にはまた青々と顔を出す雑草たちも、今のうちに手を入れておけば、来年の手間は劇的に減ります。来年の自分に「やっといてよかった」と言わせるなら、まさに今が動くときです。

※11月21日15時、誤解を招く表現があったため一部修正しました。

<取材・文/山口健壱(&GP)>

山口健壱|キャンプ・アウトドアと動画担当。2年半ほどキャンプ場をぐるぐる回って、回り回って&GP編集部所属。“キャンプの何でも屋”としてキャンプを中心にライティング、動画製作、イベントMCなどを行う。今年の最後の除草タイミングです。みなさん、一緒に頑張りましょう。

 

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