寒さが厳しくなるこの季節、「顔のカサつき」「髭剃り後のヒリヒリ」など、冬特有の肌トラブルは放っておくと“老け見え”の原因に。さらに、冬は弱いと思われがちな紫外線も肌には大敵。乾燥と紫外線のダブルダメージから肌を守るために、今から始めるスキンケアが重要だ。
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「男性の肌は想像以上に乾燥しやすい構造をしています。もともと女性より水分量が少なく、皮脂量が多い傾向にあるため、見た目はテカっていても内側は乾いている“インナードライ”状態になりやすい。そこに、髭剃りや生活習慣の乱れから乾燥や肌荒れを引き起こし、“老け顔”の原因になります」
そう語るのはメンズ美容家のEBATOさん。男性の肌は皮脂が多くても潤っているわけではなく、実際には乾燥リスクが高い構造。そんな男性肌にとって、季節の変化も大きなストレス要因だ。
「特に冬は湿度が下がり、暖房の風によってさらに肌の水分が奪われます。外の冷たい風と室内の乾燥した空気。その温度と湿度の差が、肌への負担を大きくしているんです。さらに、目に見えない冬の紫外線も侮れません」
肌にとって冬の環境は想像以上に過酷。寒暖差や紫外線、摩擦など複合的な刺激によって、肌環境は悪化しやすくなる。だからこそ基本のスキンケアの徹底が重要だと言う。
「まずは、洗いすぎないこと。熱いお湯やゴシゴシ洗う洗顔は、必要なうるおいまで落としてしまうため避けた方がいいですね。洗顔後は化粧水で水分を与え、そのあとに乳液やクリームで保湿を仕上げる。この“水分を入れて油分で守る”流れを日々続けることが、健やかな肌を保つ基本です」
特別なテクニックよりも、毎日の積み重ねが肌トラブル回避には重要。とはいえ、大切だと分かっていても、なかなか習慣化しづらいスキンケアについて続けるポイントを聞いた。
「スキンケアって、一見すごく手間がかかりそうに思われがちですが、保湿なら化粧水1本からでも始められます。無理のない範囲から始めて自分の肌変化を楽しむのがポイント。完璧を求めるより、自分にとって使い心地の良いものを選んで、無理なく続けることが一番。余裕があれば、美容液や美顔器も使ってみてください。今のスキンケアが、5年後、10年後の “見た目年齢”を左右する、そのためにできる範囲から始めることが大切です」
EBATOさん
美容部員を経験後に独立。メンズ美容の専門家として各メディアに多数出演するほか、商品監修や執筆、講演など幅広く活躍するマルチ美容家。日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュ、化粧品成分検定1級を保有。

















