「スマホ決済」選びに悩んだ時は"貯めやすいポイント”への集約を意識する

【これからはじめるスマホ決済⑥】

これから「スマホ決済」をはじめたい人にとって、どんな基準で決済サービスを選べばいいのかは、悩みやすいポイントです。

本連載の第1〜5回の記事を通じて、スマホ決済の概要を説明してきました。最後となる今回は、その選び方の軸作りについてお伝えしたいと思います。

【特集 これから始めるスマホ決済】
第1回 〇〇Payだけじゃない。いまさら聞けない「スマホ決済」の仕組みを知ろう
第2回 「iD」「QUICPay」と「Suica」「nanaco」の違いって? ポストペイを知れば「スマホ決済」がより分かる
第3回 スマホ決済時にお金をチャージして支払うまでの流れを解説
第4回 公共料金、税金、Amazonの支払い、個人間送金など「スマホ決済」でできることとは
第5回 「スマホ決済」の還元キャンペーンや割引情報を確認してお得に利用する
最終回「スマホ決済」選びに悩んだ時は"貯めやすいポイント”への集約を意識する

 

■基本はポイント経済圏を見極めよ

大前提として、利用するスマホ決済をひとつに絞る必要はありません。複数のスマホ決済を使えるようにしておき、場面に合わせて使い分ければ、幅広い用途に対応できます。

主要な決済サービスは、どれも複数の決済手段や支払い方法に対応しています。どれを選んでも、実用性の面で大きく困ることはないでしょう。

しかしこの方法では、ポイント還元を受けるというメリットが薄れてしまいます。この点を考慮するならば、普段使いのスマホ決済となるサービスをひとつ決めておくのが賢明です。

ポイントを集約するイメージ

▲いろいろなスマホ決済を並行的に使う(図左側)より、普段溜めやすいポイントに合わせる(図右側)方が、ポイントが集約して貯まりやすい。左の図で言えば、紫の400ポイントやオレンジの200ポイントがまとまった額になっておらず、活用しづらいのが勿体ない

契約している携帯電話会社が大手キャリアの場合には、そのポイント経済圏に合わせるのが簡単です。例えば、NTTドコモユーザーならば「d払い」、auやUQモバイルユーザーならば「au PAY」ソフトバンクやワイモバイルユーザーならば「PayPay」、楽天モバイルユーザーなら「楽天ペイ」選んでおくと、キャンペーンの恩恵などを最大限活かせます。

まずは、シンプルにコード決済機能だけを使えれば充分です。

 

【次ページ】無理なく便利に使うことも重要

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