飛行状態に改造。手持ちのパイロットフィギュアをなんとか押し込む【達人のプラモ術<ブガッティ100Pエアレーサー>】

【達人のプラモ術】
Special Hobby
1/48 ブガッティ 100Pエアレーサー
02/04

今回はブガッティ100Pエアレーサーの機体製作を進めていきます。そしてエアレーサーはやはり飛んでいる姿がカッコいい! ということで、脚を収納した状態に改造。飛んでいる姿ならばパイロットも乗せなくちゃアカン! ということで、他キットから1/48サイズのフィギュアをトレードしてきたのですが…さてどうなったかといえば…。(全4回の2回目/1回目

長谷川迷人|東京都出身。モーターサイクル専門誌や一般趣味雑誌、模型誌の編集者を経て、模型製作のプロフェッショナルへ。プラモデル製作講座の講師を務めるほか、雑誌やメディア向けの作例製作や原稿執筆を手がける。趣味はバイクとプラモデル作りという根っからの模型人。YouTubeでは「プラモ作りは見てナンボです!@Modelart_MOVIE」も配信中。

 

■機体の製作

前回製作したコクピットを胴体に挟み込んで接着。それにしても小さいです。全長は15センチ足らずしかなく、1/48というよりも1/72にしか思えないサイズです。

胴体にこれまた個性的というか、やや前進角が付いた主翼を組み合わせるのですが、パーツ精度があまりよろしくないこともあり、胴体との間に隙間と段差が生じてしまうので、今回もポリパテで修正しています。

尾翼は当時としては珍しいV尾翼で、なおかつ前縁部分にエンジンの冷却空気を取り込むインテークが設けられています。

ちなみに実機は、コクピット後方に450馬力の直列8気筒エンジン2基を直列に搭載していたそうですが、尾翼のインテークから取り込む空気だけで冷えるのかなぁと思ったりもしてしまいます。ちなみ2009年に製作されたレプリカでは、スズキのバイクGSX1300Rハヤブサのエンジンが搭載されていたそうです。

▲主翼とV尾翼を取り付けた状態。黄色く見えるのはパテで修正した箇所

▲排気管はレジンパーツで再現されている

▲コクピット後方にエンジン2基が収まっているので、排気管は左右非対称に配置されているのが面白い

▲サーフェイサーを使って下地塗装

▲サーフェイサーの下地塗装が完了した機体。前進角が付いた主翼とV尾翼が特徴的だ

 

【次ページ】まずは主脚を収納状態に改造

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