【素朴なギモン】なぜカセットテープはまだ作られているのか?

さて、そのカセットテープを1966年に国内で初めて発売したのがマクセル。当時のカセットテープはロゴがレトロでかわいいですね!

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1970年代に入ると、より高品質なハイポジションテープが誕生するなど、技術的な進化を遂げていきます。また、1979年にソニーが「ウォークマン」を発表したことで「音楽を気軽に外で聴く」という革命的な進化が訪れ、それに伴いカセットテープの需要は飛躍的に伸びていきます。

「発売後、売上は1970年代後半から1980年代にかけて急増し、1989年がピークです」(事業企画)

プリンセス・プリンセスやWink、爆風スランプ、米米CLUBがランキングに上っていた頃ですね! 懐かしい~! また、マクセルでは当時のテレビCMにワム!など世界的に人気のアーティストを起用しており、巨大市場だったことが伺えます。

「当時は国内だけで年間5億本以上を販売していました。その後はさすがに売上は落ちていきましたが、実はここ数年は大きく落ちておらず、横ばいで売れ続けています」(事業企画)

このように根強い人気を誇るカセットテープ、今後も「お客さまの要望がある限り、作り続けます」(事業企画)ということなので、愛好家のみなさんはご安心ください!

また、「思い出のカセットテープをもう一度聴きたい…」という方は、ティアックの「CDレコーダー・カセットデッキ AD-RW950」をはじめ、多数のメーカーからラジカセなどが現役で発売中です!

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日立マクセル >> http://www.maxell.jp/

 

 


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(取材・文/明知真理子)

あけちまりこ/ライター

編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。雑誌・ウェブ等で幅広く活躍し、寝る間もないほど売れっ子(になりたいと思っている)。趣味で株式投資をしており、日経平均が下がると表情がやや曇ります。映画と旅行とプロレスが好き。

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