主翼を差し替え可能にプチ改造!機体塗装もスタートです!【達人のプラモ術<フェアリーガネット>】

■本塗装機体下面から塗装

塗装は明るい色となる機体下面色から入れていきます。ダッグエッググリーン(スカイ)はMr.カラーの29番を使用。

個人的な見解ですが、このダッグエッググリーンはかなり明度と彩度が高く、そのまま使用するのはちょっと辛い。そこで10%程度Mr.カラーの315番(グレーFS16440)を加えて色調を調整しています。

また塗装は口径0.3ミリのエアブラシで行っていますが、塗料は溶剤(薄め液)7に対して塗料3で希釈して、シェード塗装を塗り潰さないよう意識しながら3回塗り重ねています。

主翼は差し込み式になっているので、胴体と主翼をそれぞれ塗装できるのがありがたいですね。上面色となるエクストラ・ダークシーグレイは次回塗装を進めます。

▲ダックエッグリーンの塗装1回目。シェード塗装の黒ラインはかなり目立っている

▲塗装2回目、意識して薄めに調色したダックエッググリーンでシェード塗装のムラを整えていく

▲3回目。シェード(影色)となる黒にダックエッググリーンを重ねて、どこまで残すか、どこまで消すかは個人の好みによる

▲彩度と明度の調整のためダックエッググリーンに10%混色したMr.カラー315番のFS16440。本来は米海軍機の塗装で使用するグレー

▲主翼下面も同様に塗装していく

▲主翼下面塗装1回目

▲主翼下面塗装2回目

▲主翼下面塗装3回目

▲ダックエッググリーンによる機体下面塗装が完了。主翼下面はウエザリングを意識してシェードの黒を意識的に残している

▲折りたたみ状態の主翼も塗装完了

*  *  *

ガネットはお世辞抜きで組みやすく、パーツの精度も高くパチパチとストレスなしで組める優良キットです。フラップのパーツ番号表示など作り手視点にも好感が持てます。いやエアフイックスのキットも進化しているということですね。

ということで今回はここまで、次回は機体の上面塗装や、脚等艤装パーツの製作を進めます!お楽しみに。

▲ガネットが3機もあって至福!ww

>> [連載]達人のプラモ術

<製作・写真・文/長谷川迷人>

 

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